zetaでキャラ(プロット)が削除される理由と版権キャラの決まり:消えたトークの扱い、にじさんじの削除要請まで

zeta(ゼタ)で遊んでいたキャラ(プロット)が、ある日トークごと見つからなくなることがあります。最近は、にじさんじのキャラを使ったプロットの削除についての案内も、サポートセンターに出ています。
なぜ削除されたのか、版権キャラはzetaで使えないのか。消えたトークや、自分で作ったプロットはどうなるのか。
この記事では、zetaの公式のお知らせ・よくある質問・運営規約をもとに、キャラ(プロット)が削除される理由と版権キャラの決まり、遊んでいた人・作った人それぞれが取れる対応を解説していきます。
遊んでいただけの人と、自分で作った人とでは、できることが違います。当てはまる章から読んでみてください!
この記事の監修者

AIリスキル株式会社 代表取締役
AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。
実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など
はじめに:zeta(ゼタ)のキャラ(プロット)をおさらい
zetaは、AIが演じるキャラクターとチャットで物語を進めるアプリです。zetaでは、遊ぶための物語の単位を「プロット」と呼び、その中に1人または複数のキャラクターが登場します。利用者の間では、今もプロットを「キャラ」と呼ぶことがよくあります。
プロットは誰でも作れて、公開すればほかの利用者もそのプロットで会話できます。以前は「キャラクター」と呼ばれていましたが、2026年3月から「プロット」に変わりました。アプリの特徴はzeta(ゼタ)の特徴と料金、基本の遊び方はzetaの使い方ガイドで解説しています。

zetaでキャラ(プロット)が削除される主な理由
zetaでキャラ(プロット)が削除される主な理由は、次の7つです。zetaの公式のよくある質問でも、同じように案内されています。
| 削除の主な理由 |
|---|
| 運営規約や利用規約に違反している |
| 実在の人物の写真や、実在の人物に見えるAI生成画像を使っている |
| 過度に性的、または暴力的な表現がある |
| 未成年に関する性的な内容がある |
| ほかの人の著作権や肖像権を侵害している |
| ほかの会社のAIサービスへ誘導していると判断される文言がある |
| 会話以外の目的で作られている |
このほか、zetaが不適切と判断したプロットも削除されることがあります。どれかに当てはまると、事前の告知なしに削除されることもあります。
版権キャラが関わるのは、5つ目の著作権・肖像権の侵害です。にじさんじのキャラを使ったプロットの削除も、「著作権を侵害する可能性のあるプロット」の削除として扱われています。

版権キャラは名前や説明文だけでも対象になる
ここでいう版権キャラは、漫画・アニメ・ゲームのキャラや実在の人物など、ほかの人に権利があるキャラのことです。
版権キャラは、画像を使っていなくても削除の対象になります。プロットの説明文だけで問題になる場合もあります。
アイドルのグループ名や漫画のタイトルを使うことも、商標権(名前やロゴを守る権利)の侵害になる可能性があります。zetaの公式のよくある質問でも、こうした例が挙げられています。
画像は出典を書いても、zetaで作っても対象になる
画像は、次のような使い方でも削除の対象になります。どれも「これなら大丈夫」と思われやすい使い方なので、注意してください。
- 出典を書いていても、権利者の許可がなければ削除の対象になる
- zetaの中で生成できた画像でも、公開の基準に合わなければ削除される
- 顔を隠すなど加工しても、元の画像が分かる場合は削除の対象になる
- 実写のように見えるAI生成の人物画像は、優先して確認される
プロット作成画面で画像をアップロードするときも、自分のイラストや写真でなければ許可を取ってから使うよう、赤字で注意が出ます。

版権キャラはzetaで使えない:二次創作が認められていても消される理由
VTuberグループのにじさんじを運営するANYCOLOR株式会社のように、ファンによる二次創作をガイドラインで認めている権利者もあります。それでもzetaで消されるのは、権利者のルールとは別に、zeta自身のルールがあるためです。
ここでは、にじさんじを例に2つのルールを順に見ていきます。
ANYCOLORは条件つきで二次創作を認めている
ANYCOLORは、ファンが趣味で作る二次創作を認めています。認められるのは元の作品に新しい創作を加えたもので、公式のイラストをそのままコピーしたものは含まれません。
ただし、ANYCOLORが必要と判断した場合は、個別に利用の中止を求めることがあります。二次創作が認められていても、権利者が中止を求める場合はあるということです。
zetaのルールは「自分で作ったオリジナルだけ」
zetaで作ったり使ったりできるキャラは、利用者が自分で作ったオリジナルのキャラだけです。芸能人・アイドル・YouTuber・漫画・アニメ・ゲームのキャラは使用禁止で、2026年1月23日付のzetaのお知らせでも、この決まりが案内されています。
権利者が二次創作を認めていることと、zetaで使ってよいことは別の話です。zetaのプロットは、権利者のルールに加えて、zetaのルールにも合っている必要があります。
| ルール | 誰が決めているか | 版権キャラの扱い |
|---|---|---|
| 二次創作ガイドライン | 権利者(にじさんじならANYCOLOR) | 条件つきで二次創作を認める。必要なら個別に中止を求める |
| zetaの規約・お知らせ | zetaの運営会社 | 作れるのは自分で作ったオリジナルだけ |
版権キャラが法律上どう扱われるかは、この記事では判断しません。ただ、zetaの中では、zetaのルールで使えません。

にじさんじのキャラ(プロット)の削除要請
zetaでは2026年10月12日から、「にじさんじ」のキャラの名前・画像・設定などを許可なく使ったプロットの削除が進んでいます。権利者のANYCOLOR株式会社が、zetaに削除を求めたためです。
その日に出たzetaのお知らせの内容を、3つに分けて見ていきます。
権利者のANYCOLORがzetaに削除を求めた
ANYCOLORは、「にじさんじ」関連のコンテンツが無断で使われているとzetaに報告し、許可なく使っているプロットの全面的な削除を求めました。zetaはこの要請を受けて、該当するプロットの削除を進めています。
削除したプロットの数や、作業がいつ終わるかは公表されていません。
削除の対象は、にじさんじのキャラの名前・画像・設定など
削除の対象は、ANYCOLORが権利を持つ「にじさんじ」関連のキャラクター名・画像・設定などを、許可なく使っているプロットです。画像を使っていなくても、名前や設定を使っていれば対象に含まれます。
これから作ると、予告なく削除されることもある
にじさんじ関連のプロットを作ったり共有したりしている人は、自分で削除するよう求められています。公開済みの二次創作プロットも、権利者の要請やzetaの判断で、削除や利用制限の対象になることがあります。
今後も許可なく使っていると分かった場合は、予告なくプロットが削除され、作った人の利用が制限されることもあります。10月12日のzetaのお知らせでも、そう案内されています。

トークが消えたときに考えられる理由と、会話の扱い
ここからは、ほかの人が作ったプロットで遊んでいた人に関わる話です。プロットが消えた理由と、会話がどうなるかを順に見ていきます。
zetaで遊んでいた会話が消える理由は2つ
遊んでいたプロットのトークルーム(会話の部屋)が消えたときに考えられる理由は、2つあります。1つは作った人が自分でプロットを削除した場合、もう1つはプロットが運営規約に違反していて、zetaが削除した場合です。
にじさんじの件は2つ目に当たります。ただ、規約違反での削除はにじさんじに限らないので、自分のプロットがどちらの理由で消えたかは、zetaに問い合わせないと分かりません。
規約違反で削除されたプロットは、トークもまとめて消える
プロットが規約違反で削除されると、そのプロットをもとに作られたすべてのトークルームが、まとめて削除されます。作った人だけでなく、そのプロットで遊んでいた全員の会話が消えます。公式のよくある質問でも、そう案内されています。
消えた会話を戻す方法は、公式の案内には見当たりません。自分でトークルームを削除した場合は復元できない、という案内があるだけです。
規約違反で消えた会話を戻したいときは、問い合わせで確かめてください。
作った人が消した場合は、非公開に移して続けられる
作った人が自分でプロットを削除した場合は、事情が違います。この場合は、使っているプロットを非公開へ移せば、会話を続けられます。
非公開への移し方は、トーク画面の右上のメニュー(≡)にある「非公開にする」です。ほかの人のプロットを自分の非公開の枠にコピーする機能で、コピーした時点の設定が残り、元のプロットが書き換えられても影響を受けません。
作った人が消したあとからでも間に合うのか、消える前に移しておく必要があるのかは、公式の案内からは読み取れません。元のプロットが規約違反で消された場合にコピーがどうなるかも、分かっていません。

非公開のプロットなら大丈夫?
自分だけで遊ぶ非公開のプロットなら版権キャラを使ってよいか、という疑問への答えは、公式には明記されていません。分かっていることと、分からないことを分けて見ていきます。
「非公開なら使ってよい」という例外はない
zetaでは、ほかの人の著作権や肖像権などを侵害する、またはそのおそれがあるコンテンツは、「作成・掲載・公開・共有」のすべてが禁止です。公開だけでなく、作ること自体が禁止の対象です。
2026年10月19日時点の運営規約に、非公開なら使ってよいという例外はありません。
一方で、具体的な判断は、公開範囲などによって変わる場合があります。公開されたコンテンツは常に監視の対象ですが、非公開のプロットが実際に削除されるかどうかは分かっていません。
自分で公開したプロットは、非公開に戻せない
自分で作ったプロットを一度公開すると、あとから非公開に変えることはできません。プロット作成画面の公開スイッチにも、その注意が表示されます。

トークが消えたときの章で触れた「非公開にする」は、ほかの人のプロットを自分の枠にコピーする機能で、自分で作ったプロットには使えません。公開した自分のプロットを人に見せたくなくなったら、削除するしかありません。
プロットを作った人に起きること
ここからは、自分でプロットを作った人に関わる話です。にじさんじの件でも、利用制限の対象になりうるのはプロットを作った人です。
利用制限がかかることがある
規約に違反したプロットを作った人には、プロットの作成や修正の制限、一定期間の利用制限、永久的な利用制限などがかかることがあります。zetaの運営規約でも、こうした措置が定められています。
違反を繰り返すと、措置は段階的に重くなります。内容によっては、初めての違反でも警告なく重い措置になる場合があります。
にじさんじ関連のプロットを作った人は、自分で削除するよう求められています。
消して同じものを作り直すのも規約違反
削除や制限を避けるために、自分でプロットを消して同じものを登録し直すのは、規約違反です。措置を避ける目的で複数のアカウントを使うのも禁止で、関連するアカウントすべてに措置がとられることがあります。
名前だけを変えても、設定や画像から元のキャラだと分かるものは、引き続き削除の対象になりえます。画像も、加工しただけで元が分かるものは削除の対象です。
パートナープログラムの報酬の対象から外れる
zetaには、作ったプロットがほかの人に遊ばれた量に応じて、無償のピース(zetaの中で使うポイント)を受け取れるパートナープログラムがあります。現金がもらえる仕組みではありません。
著作権や商標権などを侵害する、またはそのおそれがあるプロットは、この報酬を積み立てる対象から外れることがあります。
これからも自分でプロットを作るなら、好きな雰囲気を参考にしながら、名前や設定を一から考えたオリジナルのキャラが、zetaのルールの中で遊べる形です。作り方はzetaのプロットの作り方で、設定欄ごとに解説しています。

誤って削除されたときの問い合わせ先
にじさんじと関係のないプロットが消された場合は、zetaに問い合わせて異議を申し立てられます。遊んでいた人も、作った人も、窓口は同じです。
「1対1お問い合わせ」から送る
誤って削除されたと思うときは、カスタマーサポートの「1対1お問い合わせ」から異議を申し立てます。zetaのサポートセンターでも、にじさんじと無関係のプロットが消えた人向けに、この窓口が案内されています。
アプリでは、マイページの下のほうにある「カスタマーセンター」を開き、「個別でお問い合わせ」から送ります。よくある質問のページを開いている場合は、ページの下にある「1:1で問い合わせる」からも送れます。
措置が誤りだったと分かれば、zetaが訂正や解除をすることがあります。受付期間は「定められた期間内」とされているだけなので、気づいたら早めに送ってください。
なお、削除の理由になった言葉や表現など、判断の細かい中身は教えてもらえません。
書いておくとよいこと
問い合わせの書式は決まっていません。私は、zetaが盗用の報告やアカウントの確認で求めている情報を参考に、次のことを書いておくのがよいと考えています。
| 書いておくとよいこと | 遊んでいた人 | 作った人 |
|---|---|---|
| 消えたプロットの正確な題名 | ○ | ○ |
| 自分のzeta ID | ○ | ○ |
| 消えていることに気づいた日 | ○ | ○ |
| 作った人の名前(分かれば) | ○ | |
| 自分で一から作ったことを示せるもの(設定の下書き、制作途中の画像など) | ○ |
これは公式の必須項目ではなく、確認を進めやすくするための目安です。遊んでいた人は、会話を戻せるかどうかも一緒に聞いておくと、二度手間になりません。

ほかのAIキャラアプリなら版権キャラを使える?
zetaをやめてほかのAIキャラアプリへ移っても、版権キャラを自由に使えるわけではありません。海外の主なアプリでも、ほかの人の権利を侵害する投稿は利用規約で禁止されていて、権利者から求められれば削除されます。
| アプリ | 版権キャラなど、ほかの人の権利を侵害する投稿 | 権利者から削除を求められたら |
|---|---|---|
| zeta | 作ることから禁止。作れるのは自分で作ったオリジナルだけ | 削除し、作った人の利用を制限することがある |
| Character.AI | 利用規約で禁止 | 削除の手続きがあり、消された側が異議を出す手続きもある |
| Talkie | 利用規約で禁止 | 削除の手続きがあり、侵害を繰り返す人は利用停止にすることがある |
表の内容は、Character.AIは2025年8月27日、Talkieは2025年4月23日の更新版の利用規約で確かめたものです。どのアプリでも、権利者から求められれば、版権キャラは消える可能性があります。
アプリごとの違いは、AIキャラクターと会話できるアプリの比較で、日本語の対応や安全性、料金と合わせて比べています。
zetaのキャラ(プロット)削除でよくある質問
にじさんじ以外の事務所や作品のキャラも消されますか
zetaでは、にじさんじ以外の事務所や作品のキャラも、権利者の要請やzetaの規約による判断で、削除や利用制限の対象になることがあります。2026年10月19日時点の日本語のお知らせで、名指しで削除が案内されているのはにじさんじだけです。
ただし、zetaのルールでは、版権キャラは作品や事務所を問わず使用禁止です。韓国版のzetaでも、2024年10月に、韓国のVTuber事務所の所属クリエイターを無断でキャラにしないよう求める案内が出ています。
名前が同じなだけのオリジナルキャラも消えますか
zetaで削除の対象になっているのは、にじさんじのキャラクター名・画像・設定などを許可なく使っているプロットです。名前が似ているだけのプロットが対象になるかは、分かっていません。
にじさんじと関係のないオリジナルのプロットが消えた場合は、「1対1お問い合わせ」から異議を申し立ててください。
zetaで自分で消せば、ペナルティは受けませんか
zetaでは、にじさんじ関連のプロットを作った人に、自分で削除するよう求めています。ただ、自分で消せば措置を受けない、とまでは案内されていません。
消したあとに同じ内容を登録し直すと、運営規約で禁止されている「措置を避けるための再登録」に当たるおそれがあります。
zetaで自分のキャラを無断で使われたときはどうすればいいですか
自分で作ったキャラの画像や設定を、ほかの人に無断で使われた場合は、通報ボタンではなく「1対1お問い合わせ」から報告します。元のプロットと盗用している側のURL、両方のスクリーンショット、自分の作品だと示せる資料などを添えると、確認してもらいやすくなります。
報告に書く内容の型は、zetaの公式のよくある質問に用意されています。過度に性的・暴力的なプロットを見つけたときは、プロットの右上のメニューから通報します。
通報やブロックの使い方はzetaの安全な使い方で解説しています。
zetaはサービスを終了するのですか
zetaがサービスを終了するという告知は、2026年10月19日時点では出ていません。10月12日に出たのは、にじさんじ関連のプロットの削除についてのお知らせです。
まとめ
zetaでは、版権キャラなど規約に合わないキャラ(プロット)が、予告なく削除されることがあります。zetaは作れるキャラを自分で作ったオリジナルに限っていて、権利者が二次創作を認めていても、zetaでは使えません。
2026年10月からは、権利者のANYCOLORの要請を受けて、にじさんじのキャラを使ったプロットの削除も進んでいます。
遊んでいた人は、規約違反で消えたプロットの会話もまとめて消えることを知っておいてください。戻せるかは分かっていないので、気になる場合は「1対1お問い合わせ」で聞くのが確実です。
作った人は、版権キャラのプロットを自分で削除し、無関係なのに消された場合は異議を申し立ててください。これからも作るなら、名前や設定を一から考えたオリジナルのプロットが、zetaで長く遊べる形です。作り方はzetaのプロットの作り方で解説しています。
この記事の出典
- 【お知らせ】「にじさんじ」関連コンテンツの無断使用に関するご案内(Scatter Lab, Inc.、2026年10月12日)
- zetaサポートセンター(よくある質問・お知らせ)(Scatter Lab, Inc.)
- zeta 利用規約(Scatter Lab, Inc.、2026年9月28日施行)
- zeta 運営規約(Scatter Lab, Inc.、2026年8月14日更新)
- ANYCOLOR二次創作ガイドライン(ANYCOLOR株式会社、2025年5月23日改定)
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