zeta(ゼタ)は危険?安全に使うための設定と、年齢制限・個人情報・退会方法を実際の画面で解説

zeta(ゼタ)は、韓国のScatter Lab, Inc.が運営するAIキャラチャットアプリです。検索すると「危険」という言葉がよく一緒に出てきますが、心配されている中身を分けて見ると、気をつけるべき点がはっきりします。
主な理由は、ユーザーが作ったキャラには際どい内容も混ざること、会話の内容が運営側で分析に使われること、そして運営会社が過去に別のサービスで処分を受けたことの3つです。設定や会話に書く内容に気をつけることで、避けられるリスクもあります。
この記事では、私が実際にzetaのアプリで設定や退会の画面を確かめた結果と、公式のプライバシーポリシーをもとに、安全に使うために知っておきたいことを解説します。読み終えると、使い続けるか、どんな設定にしておくか、やめるならどう退会するかを自分で判断できます。
設定と書く内容に気をつけるだけで避けられることもあります。お子さんが使っている保護者の方も参考にしてください!
この記事の監修者

AIリスキル株式会社 代表取締役
AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。
実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など
はじめに:zetaが「危険」と言われる3つの理由
zetaは、AIが演じるキャラクターとチャットで物語を進めるアプリです。基本的な遊び方はzetaの使い方完全ガイドで解説しています。
「zeta 危険」と調べると、いろいろな情報が出てきます。整理すると、心配されているのは次の3つです。
| 心配されていること | 実際どうなっているか | 備え方 |
|---|---|---|
| 内容 | キャラの多くはユーザーが作ったもので、性的・暴力的な内容が混ざることがある | 会話モード、ブロック、通報を使う |
| 個人情報 | 会話の内容は、運営会社がサービスの改善などに使う | 本名や住所などを会話に書かない |
| 運営会社 | 運営会社が2021年に、別のサービスで個人情報の扱いについて処分を受けた | 過去の経緯として知ったうえで判断する |
この記事の画面は、2026年10月10日にAndroid版(バージョン3.50.29)で確認したものです。プライバシーポリシーは、2026年9月28日に施行された版を参照しています。
zetaの運営会社と、過去の「イルダ」の件
zetaを運営しているのは、韓国・ソウルに本社を置くScatter Lab, Inc.です。日本向けのサービスも同社が直接運営していて、アプリ内の「特定商取引法に基づく表示」にも同社の名前があります。
同社は2021年4月に、zetaとは別の自社チャットボット「イルダ」について、韓国の個人情報保護委員会から個人情報保護法違反で制裁金などの処分を受けています。同社の別のアプリで集めた利用者のメッセージを、名前などを十分に消さないまま開発に使っていたことが問題とされました。
これはzeta自体への処分ではありません。ただ、同じ会社の過去の経緯として、会話の内容がどう扱われるかを気にする人がいるのは自然なことです。次の章で、zetaのいまのルールを確認します。
zetaの会話内容はどう扱われる?プライバシーポリシーで確認
zetaのプライバシーポリシーには、会話の内容をどう使うかがはっきり書かれています。要点は4つです。
1つ目は、会話の内容が分析に使われることです。会話の内容(テキスト、画像、音声など)は、返事の生成や、会話の仕組みの改善のために分析すると書かれています。
2つ目は、会話の記録が長く残ることです。個人を直接は特定できない形に加工した会話の記録(プライバシーポリシーでは「仮名加工」)は、AIの改善のために5年間保存するとされています。
3つ目は、外部の会社や海外に送られることです。返事を作るために、OpenAIやAnthropic、Googleなどの会社に会話の内容が送られます。また、本社のある韓国をはじめ、アメリカやシンガポールなどの国へ情報が移されることがあると書かれています。
4つ目は、広告のための情報提供です。ユーザーの同意にもとづいて、年代や性別、広告IDなどを個人を特定しにくい形にしたうえで、広告会社に提供するとしています。
会話に書かないほうがいいこと
ここから言えるのは、zetaの会話は、運営会社や外部のAIサービスで処理され、記録も残る場所だということです。担当者が個別の会話を読むことがあるかどうかは、プライバシーポリシーからは分かりませんでした。
どちらにしても、キャラとの会話には、次のことは書かないようにしてください。
- 本名、住所、学校や勤務先、電話番号
- 自分や友だちの顔写真
- 病気や持病、悩みの詳しい内容など、人に知られたくない情報
プライバシーポリシーでも、病歴や信条のような配慮が必要な情報について「取り扱われることを希望されない要配慮個人情報は入力しないようご注意ください」と呼びかけています。
zetaの年齢制限は何歳から?
zetaの利用規約では、使えるのは14歳以上と決められています。アプリストアの年齢区分は、Google Playが12歳以上、App Storeが13歳以上です。

ストアの区分より利用規約のほうが厳しいので、14歳未満は使えないと考えてください。
登録した生年月日はあとから変えられる
zetaでは、登録した生年月日と性別を、マイページの設定からあとで直せます。マイページ右上のメニューから「詳細」→「アカウント設定」と進むと、ユーザー情報の修正画面があります。
画面には、この情報はおすすめのプロット(zetaでのキャラと物語の設定のこと)を選ぶために使われ、会話には反映されず、ほかのユーザーにも公開されないと書かれています。年齢をごまかして登録するのは利用規約に反するので、正しい生年月日を入れてください。
未成年が課金するとき
zetaの課金の案内には、未成年の場合は保護者の名義か、保護者の同意を得て支払うように書かれています。保護者の同意なく支払った場合、保護者はその支払いを取り消せるとされています。
課金のしくみや料金は、zetaの課金ガイドで詳しく解説しています。
苦手な内容から身を守る設定
zetaで遊べるキャラの多くは、ほかのユーザーが作ったものです。内容の幅が広いぶん、苦手な表現に出会うこともあります。zetaにはそのための設定がいくつか用意されています。

会話モードを「セーフ」にする
zetaのアカウント設定には「会話モード」があり、「セーフ」と「アンリミテッド」の2つから選べます。画面の説明は、セーフが「基本的な会話」、アンリミテッドが「より自由な会話」です。
ただし、セーフにすると性的・暴力的な表現をどこまで防げるのか、どちらが初めの設定になっているのかは、画面の説明からは分かりませんでした。表現の幅を少しでも抑えたい場合にセーフを選ぶ、という位置づけで考えてください。
切り替えは、マイページ右上のメニューから「詳細」→「アカウント設定」で行います。お子さんが使う場合は、設定だけに頼らず、実際の会話の様子もあわせて見てあげてください。
苦手なユーザー・キャラ・ジャンルをブロックする
見たくないものは、ブロックで表示されにくくできます。ブロックの対象は3つで、キャラを作っている人(ユーザー)、個別のキャラ(プロット)、キャラに付いているジャンルのタグ(ハッシュタグ)です。
ブロックした一覧は、マイページ右上のメニューから「詳細」を開くと確認できます。苦手な作者のキャラが続けて出てくるならユーザーを、特定のキャラならプロットを、ジャンルごと避けたいならハッシュタグをブロックします。

ハッシュタグは、ブロックの画面で「、」で区切って複数まとめて登録できます。たとえば苦手なジャンルの言葉を入れておくと、そのタグの付いたキャラが目に入りにくくなります。
問題のある返事を通報する
キャラの返事に問題があったときは、返事を長押しして「通報・不具合を報告」から運営に知らせられます。

通報するときは、「過度な性的・暴力的な表現が含まれている」など、問題に合う理由を選んで送ります。同じ文が繰り返される、返事が途中で切れるといった不具合の報告にも使えます。
通知を必要なものだけにする
zetaの通知設定では、フォローやコメント、キャラからのメッセージなどの通知を個別にオン・オフできます。マイページ右上のメニュー「詳細」→「通知設定」から変えられます。

キャラからのメッセージ通知が来ると、ついアプリを開きたくなります。使いすぎが気になるなら、不要な通知はオフにしておくと落ち着いて付き合えます。
zetaの退会方法と、退会するとどうなるか
アプリをスマホから消しても、zetaのアカウントは残ったままです。やめるなら、アカウントの削除(退会)の手続きが必要です。退会の前に、確認しておきたいことが2つあります。
退会の前に確認すること
1つ目は、自分が作ったプロット(キャラ)です。zetaの公式ヘルプには、アカウントを削除しても、作ったプロットは自動では削除されず、公開した状態のまま残ると書かれています。

ほかのユーザーが会話を続けられるようにするための仕組みです。自分の作ったキャラを残したくない場合は、退会する前に自分で削除してください。
2つ目は、月額の有料プラン「zeta pass」を契約している場合の解約です。Google Playのヘルプにも「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」とあり、アプリを消すだけでは月額料金は止まりません。
退会の前に、Google PlayかApp Storeの定期購入の画面で、zeta passが残っていないかを確かめて解約してください。
退会の手順
退会は、マイページ右上のメニューから「詳細」→「アカウント設定」→「アカウント削除」と進みます。
途中で、「アカウントを削除しなくても、トーク履歴のみをきれいに削除できます」という案内が出ます。アプリに残っている会話だけを消したいなら、退会せずに「トーク履歴をすべて削除する」を選ぶ方法もあります。
ただし、この操作で運営側に保存された記録まで消えるかは、案内からは分かりませんでした。前の章のとおり、加工した会話の記録はAIの改善のために5年間保存されるとされています。
退会を続けると、退会理由を選ぶ画面になります。理由を選んで「退会する」を押すと手続きに進みます。
私は検証用のアカウントのため、最後の「退会する」は押していません。退会したあとに元に戻せるか、同じアカウントで登録し直せるかは、公式の案内では確認できませんでした。気になる場合は、退会する前にアプリ内のカスタマーセンターで確かめてください。
zetaの安全性でよくある質問
最後に、zetaの安全性について検索されやすい疑問をまとめます。
zetaはどこの国のアプリですか
韓国のScatter Lab, Inc.が開発・運営しているアプリです。日本向けのサービスも、同社が直接提供しています。
zetaの会話は運営に見られますか
プライバシーポリシーには、会話の内容を返事の生成やサービスの改善のために分析すると書かれています。運営側で扱われることを前提に、人に知られたくない情報は書かないようにしてください。
zetaを子どもに使わせても大丈夫ですか
zetaは14歳以上が対象です。14歳以上でも、ユーザーが作ったキャラには大人向けの表現が混ざることがあるので、会話モードを「セーフ」にし、ブロックで苦手なジャンルを外したうえで、ときどき会話の様子を一緒に見るのがおすすめです。
課金は、スマホの保護者向け設定(Androidのファミリーリンク、iPhoneのスクリーンタイム)で、購入に保護者の承認が要るようにしておくと安心です。
zetaのアカウントを消すと会話の記録も消えますか
退会の手順の中で、アプリのトーク履歴だけを消す選択肢が案内されます。一方で、プライバシーポリシーでは、個人を直接は特定できない形に加工した会話の記録は、AIの改善のために5年間保存するとされています。
まとめ
zetaで心配されているのは、ユーザーが作るキャラの内容、会話データの扱い、運営会社の過去の経緯の3つです。会話データの扱いは利用者側では変えられないので、何を書くかで守るしかありません。
使うときは、会話に本名や住所などを書かないこと、会話モードやブロックで苦手な内容を避けることを押さえてください。
やめるときは、作ったキャラの削除とzeta passの解約を済ませてから退会してください。それでも、加工された会話の記録は運営側に一定期間残ることを覚えておいてください。
zetaをもっと楽しむ使い方はzetaの使い方完全ガイド、ほかのアプリと比べたいときはAIキャラクターと会話できるアプリ比較を参考にしてください。
この記事の出典
- zeta プライバシーポリシー(Scatter Lab, Inc.、2026年9月28日施行版、2026-10-10閲覧)
- zeta 利用規約(Scatter Lab, Inc.、2026-10-10閲覧。利用可能年齢14歳以上)
- アカウント削除後、作成したプロットはどうなりますか?(zeta カスタマーセンター)(Scatter Lab, Inc.、2026-10-10閲覧)
- South Korea: The First Case Where the Personal Information Protection Act was Applied to an AI System(Future of Privacy Forum、2026-10-10閲覧。2021年4月28日の処分の内容)
- Google Play での定期購入の解約、一時停止、変更(Google、2026-10-10閲覧)
- zeta - AIキャラ・あなたの推しとロールプレイチャット(Google Play)(Scatter Lab, Inc.、2026-10-10閲覧。年齢区分)
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