Anthropicの四半期売上高がOpenAIを初めて逆転、Claude Codeの企業導入が追い風に

AIチャットボット「Claude」を開発するAnthropicの2026年4〜6月期(第2四半期)の売上高が115億ドルを超え、前四半期の47.3億ドルから倍増したと、投資家向け文書を確認したBloomberg Newsが報じました。同時期のOpenAIの売上高は67億ドルで前期比18%増にとどまり、The Wall Street Journalは「Anthropicが四半期売上高で初めてOpenAIを上回った」と伝えています。両社とも上場準備中で、いずれの数字も未確定の速報値です。
急成長の背景には、企業の開発現場で支持を広げているコーディング特化ツール「Claude Code」の存在があるとみられています。AIツール選びで両社を比較している方にとっても、勢いの変化を裏付ける数字として見過ごせない話題です。
この記事の監修者

AIリスキル株式会社 代表取締役
AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。
実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など
売上の中身
Bloombergが確認した文書によると、Anthropicの第2四半期売上高は前年同期の7.87億ドルから14倍以上に伸びました。第1四半期の47.3億ドルからも倍以上に増えたことになります。
一方のOpenAIは第1四半期の57億ドルから67億ドルへの伸びにとどまりました。The Wall Street Journalによれば、この18%という伸び率は一部の投資家が期待していたペースを下回ったといいます。
利益面でも明暗
- Anthropic: 調整後営業利益が5.59億ドルの黒字(算出方法は非公開)
- OpenAI: 営業損失が前期の93億ドルから123億ドルへ拡大
Anthropicは計算資源をより効率的に使えるようになったと説明しているとされますが、The Wall Street Journalは、この調整後利益の算出方法が不透明で、株式報酬費用を除外した数字だと指摘しています。
牽引役はコーディング特化のClaude Code
開発者向けのClaude Codeが企業への導入を伸ばしている一方、ChatGPTは成長が鈍化しているとされます。OpenAIは7月の新モデル投入で勢いが戻ったと投資家に説明しているものの、それを裏付けるデータは示していないとされます。
AIツールギャラリーの視点
今回の数字はいずれも投資家向けに示された速報値で、今後修正される可能性があると各紙が伝えています。それでも、コーディング用途でClaude Codeのような専用ツールが企業に選ばれ始めている流れは、日常的にChatGPTやClaudeを使い分けている方にも参考になりそうです。用途によって強い製品が入れ替わりつつある段階だと捉え、両方を試してみる価値はありそうです。
わかっていないこともあります。両社とも正式な決算発表ではなく投資家向け説明が情報源のため、数値は今後修正される可能性があります。正式な開示やIPO関連の資料が出た際には、この記事に追記する形で続報をお伝えします。
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