OpenAIの新型AIスピーカーはドーナツ型、価格300〜400ドルとBloombergが報道

米Bloombergは8月6日(現地時間)、OpenAIが開発中の新型AI機器についてマーク・ガーマン記者による記事を公開しました。同記事によると、この機器はドーナツ型でホッケーパックほどの大きさ、ディスプレイを持たないスピーカー型の製品になるとされ、価格は300ドルを超える見通しです。情報源は事情に詳しい関係者で、OpenAIが自ら発表したものではありません。
見た目も情報の出どころも、ふだんアプリやブラウザで触れているChatGPTとはかなり違います。初めて「触れるAI機器」がどんな姿で出てこようとしているのか、わかっている範囲を整理しました。
この記事の監修者

AIリスキル株式会社 代表取締役
AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。
実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など
わかっている範囲
各種報道を総合すると、次のような特徴が伝えられています。
- 形状はドーナツ型、大きさはホッケーパックほど(techno-edge)
- ディスプレイはなく、音声中心のスピーカー型の製品
- バッテリー駆動で、片手で部屋から部屋へ持ち運べる設計
- カメラとセンサーを搭載し、周囲の環境を認識(MacRumors)
- 会話に反応して動く可動部品と、聞き取り中を示すライトを備える
- 価格は300〜400ドル程度、発売は2027年の見通し
参考までに、最近発売されたGoogle HomeスピーカーやAmazon Echo Dot Maxの価格はいずれも100ドル前後です(techno-edge)。今回のデバイスはその3倍前後の価格帯になる見通しで、普及価格帯というより上位モデルという位置づけになりそうです。
公式発表ではなく匿名の関係者による報道です
ここで注意したいのは、これがOpenAIの公式発表ではないという点です。
Bloombergの記事には、情報提供者について次のように書かれています。「身元を明かさないことを条件に語った関係者らによると、この製品はドーナツ型でホッケーパックほどの大きさになるという」(Bloomberg記事より抄訳)
一部のニュースサイトの見出しでは「発表」のように伝えられていますが、正確には米メディアの独自取材による報道です。OpenAIから今回のデバイスに関する公式発表は、現時点で確認できていません。
アイブ氏が設計するデバイス群の第一弾
デザインを手がけているのは、アップルの元最高デザイン責任者ジョナサン・アイブ氏です。OpenAIは2025年にアイブ氏率いるスタートアップ「io」を買収しており、今回のスピーカー型デバイスはその協業から生まれた製品とされています。MacRumorsによると、この製品はOpenAIが計画する複数デバイスの第一弾になる見通しで、正式なお披露目は2026年中、実際の発売は2027年になるとみられています。
AIツールギャラリーの視点
ふだんChatGPTをアプリやブラウザで使っている人にとって、これはOpenAIが画面の外に出ていく最初の一歩です。Amazon EchoやGoogle Homeのようなスマートスピーカー市場に、AI企業自身が本格参入することになります。ChatGPTの音声モードにすでに慣れている人なら、その延長にハードウェアが出てくるとイメージすると分かりやすいかもしれません。
現時点で日本での発売や価格は明らかになっていません。今すぐ何かを準備する必要はありませんが、AIが画面の中の存在から部屋に置く機器へ広がっていく動きとして、今後の発表を追う価値はありそうです。
わかっていないこと
実物の写真や具体的な発売日、日本での取り扱いは現時点で明らかになっていません。今回の内容もBloombergの匿名情報源による報道であり、OpenAIが仕様を確定させたと確認されたわけでもありません。続報が入り次第、この記事に追記します。
関連AIツール
この記事は役に立ちましたか?
感想は、今後の記事改善に活用します。
関連記事

Anthropicの四半期売上高がOpenAIを初めて逆転、Claude Codeの企業導入が追い風に
Anthropicの四半期売上高が115億ドル超でOpenAI(67億ドル)を初めて逆転したとBloombergとWSJが報道。牽引役はコーディング特化のClaude Codeとみられます。

AIの記事「タダ乗り」を防ぐ対価還元、KDDIとソフトバンクが新サービスを開始
KDDIが対話型AI「Buffmee」を、ソフトバンクがデータ基盤「GaranAI」を相次いで開始。AIに使われた記事へ出版社への対価を戻す仕組みで、送客型と利用料分配型に分かれます。

AmazonがClaude利用の社内ツールで予算860%超過。約2.8億円の請求に5カ月気づかず
米Amazonの社内でAI利用コストが予算を大幅に超過。Claude Sonnetを使った社内ツール1本で約180万ドル、予算比860%超の請求に5カ月気づかなかったと報じられています。

Google Earthの画像生成AIが公開翌日に停止。偽の災害・軍事画像を作れるとの指摘で
GoogleがGoogle Earthに追加した画像生成AI機能を公開翌日に停止しました。偽の災害・軍事画像を作れるとの指摘が相次いだためです。経緯と利用者への影響を整理します。
次のAIツール選びへ
気になるツールを並べて、料金や特徴の違いを確認できます。

