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AIモデルはどこで使うのが安い?公式サブスク・API・ゲートウェイ・定額プランの料金比較【2026年9月】

AIツールギャラリー編集部更新: 2026年9月2日
AIモデルはどこで使うのが安い?公式サブスク・API・ゲートウェイ・定額プランの料金比較【2026年9月】

ChatGPTのサブスクを続けながら、開発ではAPI、コーディングでは定額プランと、AIの契約が気づけば増えていきます。同じモデルなのに、請求だけが別々に積み上がっていく状態です。

いざ整理しようとすると、料金表はモデル別・サービス別にしか見つからず、契約の形をまたいだ比べ方が分かりません。

この記事では、Claude・GPT・Gemini・DeepSeekなど主要モデルの公式料金を、公式サブスク・API直契約・ゲートウェイ・定額プランの4つの使い方へ並べ直して確認していきます。読み終えると、いまの契約を続けるか、別の経路へ切り替えるかを判断できます。

時間がない方は、最初の早見表と「用途別の選び方」の章だけでも大枠がつかめます!

この記事の監修者

山原 慎也
山原 慎也

AIリスキル株式会社 代表取締役

AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。

実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など

結論の早見表:4つの使い方と費用の乗り方

同じAIモデルを公式サブスク・API直契約・ゲートウェイ・定額プランの4つの経路で契約できることを示す概念図

まず、4つの使い方それぞれで「何に支払うか」と入口の金額を1枚にまとめます。個別モデルの金額は、この後の章で使い方ごとに確認します。

使い方支払いの形入口の金額無料で試せる範囲向く使い方・代表例
公式サブスク月額固定Claude Pro 月あたり$17〜、Google AI Plus ¥725/月〜各社の無料チャット(ChatGPT・Claude・Gemini・DeepSeek)毎日のチャット利用。ChatGPT Plus、Claude Proなど
API直契約トークン従量使った分だけ(モデル単価×トークン数)Gemini APIの無料ティア、Qwenの新規100万トークンなどアプリ・業務への組み込み。各社公式API、Nebius Token Factory
ゲートウェイクレジット前払い+従量OrcaRouterは最低チャージ$20OrcaRouterの無料モデル5種(混雑時は制限あり)複数モデルの切り替え。OpenRouterOrcaRouter
定額プラン月額固定+利用枠OpenCode Go $10/月、DevPass $29/月〜DevPassは無料枠なし(初月の返金条件あり)コーディング支援。OpenCodeDevPass

金額はいずれも2026年8月31日から9月1日にかけて各社の公式ページで確認した値です。一部モデルのAPI単価には期間限定価格や時間帯変動があるため、各章の注記もあわせて確認してください。

この表に「どこが安いか」の列がないのは、同じモデルでも月の利用量と用途によって安くなる経路が入れ替わるためです。

4つの使い方の違い:どこに費用が乗るのか

早見表の4行が実際にどんな契約なのかを、費用の乗り方に絞って整理します。ここが分かると、後半のモデル別比較が読みやすくなります。

公式サブスク・API直契約・ゲートウェイ・定額プランの4つで費用がどこに乗るかを並べた比較図

公式サブスク:チャット画面に月額を払う

ChatGPT PlusやClaude Proのように、公式のチャット画面を月額固定で使う契約です。支払いは定額で、利用量には各社が定める上限があります。

トークン単価という概念が表に出ないため、料金の見通しは4つの中でいちばん立てやすい形です。

API直契約:使ったトークンの分だけ払う

各社の開発者向けAPIに直接契約し、入力・出力トークン数に単価を掛けた分を支払う形です。単価はモデルごとに大きく違い、同じ社内でも10倍以上の開きがあります。

オープンソースモデルに絞るなら、60種類以上をOpenAI互換APIで提供する専業のNebius Token Factoryの実測レビューも選択肢に入ります。無料枠は$1・30日です。

ゲートウェイ:1つの残高で複数社のモデルを使う

OpenRouterに代表される中継サービスで、クレジットを前払いし、複数社のモデルを1つのAPIキーで呼び出せます。OpenRouterは80以上のプロバイダー・500以上のモデルを扱い、推論料金への上乗せはありません。

ただしクレジット購入時に手数料がかかります。実額の計算はOpenRouterの手数料ガイドで確認できます。

事前チャージ型のOrcaRouterもこの型で、最低チャージは$20です。無料モデル5種で試してからOrcaRouterにチャージして使い始める流れを取れます。

チャージ手順と応答速度の実測はOrcaRouterの使い方ガイドにまとめています。

定額プラン:月額で「使える枠」を買う

月額固定でモデル利用の枠を買うサードパーティー型です。使い放題ではなく、枠を料金換算で消費していく仕組みが主流です。

OpenCode Goは$10/月で、5時間$12・週$30・月$60のクレジット枠が付きます。枠の消費のされ方はOpenCode Goのレビューで確認してください。

DevPassはLite $29/月で$87分の枠が使える「$1で$3分」型です。高価なモデルには週次上限が別にかかる2階建てで、詳細はDevPassの解説記事にまとめています。

Claudeを安く使うには

ここからはモデル別に、4つの経路と入口の金額を見ていきます。まずClaude系です。

使い方入口の金額特記
公式サブスクFree $0 / Pro 月あたり$17(年払い$200一括) / Max From $100Proの月払いは$20(税抜表示)
API直契約Claude Sonnet 5: 入力$2・出力$10(100万トークンあたり)Haiku 4.5は$1/$5、Opusは$5/$25、Fable 5は$10/$50
ゲートウェイOpenRouter(推論への上乗せなし)、OrcaRouter(チャージ$20〜)クレジット購入手数料は落とし穴の章を参照
定額プランOpenCode Go $10/月、DevPass $29/月〜GoはZen経由でOpusも選択可。DevPassは高価モデルに週次上限
Claudeを公式サブスク・API・ゲートウェイ・定額プランの4経路で使う場合の入口金額を示した調達マップ

チャット中心ならProの年払いが目安になる

チャット画面だけで使うなら、無料のClaude Freeから始めて、上限に当たった時点でProを検討する順番が自然です。Proは年払い$200の一括なら月あたり$17、月払いなら$20です。

さらに多く使う人向けのMaxは、公式表示で「From $100/月」となっています。金額に幅がある表示のため、契約前に公式の料金ページで自分の条件を確認してください。

コーディング用途は定額プランの枠が候補

Claude Codeのようなコーディング利用は消費トークンが多く、従量だと支払いが読みにくくなります。月額で枠を買う定額プランが候補に入るのはこの場面です。

OpenCode GoはZen経由でClaude Opusを含む24モデルを選べて、月$60分の枠まで使えます。DevPassは枠が大きい代わりに、高価なモデルへ週次上限がかかる点を確認してから選んでください。

APIとゲートウェイで使う場合の目安

組み込みで使うなら、単価の低いHaiku 4.5(入力$1・出力$5)やSonnet 5(入力$2・出力$10)が起点になります。Sonnet 5の現行単価は導入価格の恒久化が公式に明記されています。

急がない処理はBatch APIに回すと、全モデルで50%引きになります。なお、Claude 4.7以降はトークンの数え方が変わっており、後述の落とし穴の章で補足します。

GPTを安く使うには

次にGPT系です。公式サブスクとAPIで名前の付き方が違うため、表を分けて見てください。

使い方入口の金額特記
公式サブスクChatGPT Plus $20/月Proは$100/月(5x)と$200/月(20x)の2ティア
API直契約gpt-5.6-terra: 入力$2・出力$12(100万トークンあたり)gpt-5.6-sol $4/$20はプロモ価格(少なくとも2026-11-21まで)。luna $0.20/$1.20
ゲートウェイOpenRouter・OrcaRouter経由で利用可OpenRouterは推論料金への上乗せなし
定額プランOpenCode Go $10/月〜Zen経由でGPT 5.6系を選択可
GPT系の使い方を支払いが固定の経路と変動の経路に分けて比較した図

チャットはPlusが基準線

チャット利用は無料版から始めて、上限に当たったらPlus $20/月が基準線です。Proは処理量の異なる2ティア($100と$200)に分かれています。

このほかに低価格帯のChatGPT Goというプランもあり、日本向けの公式料金ページでは月額1,400円と表示されています(2026年9月1日確認)。

APIは期間限定価格の期限を控えておく

API単価はモデルの階層差が大きく、gpt-5.6-lunaなら入力$0.20・出力$1.20で使えます。上位のgpt-5.6-solは入力$4・出力$20ですが、これは少なくとも2026年11月21日までのプロモ価格です。

プロモ終了後の扱いは公式の価格ページに書かれていないため、solを前提にコスト計算する場合は期限をカレンダーに控えておくと安全です。

ゲートウェイ・定額で使う場合

GPT系はOpenRouterやOrcaRouterからも呼び出せるため、他社モデルと切り替えながら使うならゲートウェイが向きます。単価そのものは公式APIと同じでも、クレジット購入手数料の分だけ実質負担が変わります。

コーディング用途では、OpenCode GoのZen経由でGPT 5.6系を選ぶ形も取れます。月$60分の枠に収まる使い方かどうかが判断点です。

Gemini・DeepSeek・Qwen/Kimiはどこで使うか

この3系統は「公式無料の厚さ」と「価格表示の条件」に個性があります。順に見ていきます。

Gemini・DeepSeek・Qwen/Kimiの無料範囲と価格条件を3列で比べたマトリクス図

Gemini:無料と円建て表示が特徴

Geminiは公式サブスクが円建てで表示される唯一の系統です。無料プランは¥0で使えますが、対象は3.6 Flashと3.1 Proに限られます。

有料はGoogle AI Plus ¥725/月、Pro ¥2,900/月、Ultra ¥14,500/月(5x)と¥32,000/月(20x)の構成です。

APIはGemini 3.7/3.6 Flashが入力$0.75・出力$3.75ですが、これは2026年12月31日までの価格です。2027年1月1日からは$1.50/$7.50に変わると公表されています。

Gemini 2.5 Proは20万トークンまで入力$1.25・出力$10で、それを超えると$2.50/$15になります。AI Studio経由の無料ティアがあるため、試すだけなら費用はかかりません。

DeepSeek:時間帯で単価が変わる

DeepSeekは公式チャットが無料で使えます。まずここで品質を確かめてからAPIを検討する順番で問題ありません。

APIは時間帯変動制で、オフピークはピークの半額です。deepseek-v4-flashは入力$0.22〜0.44・出力$0.66〜1.32(キャッシュミス時)の幅があります。

上位のdeepseek-v4-proは入力$0.66〜1.32・出力$1.98〜3.96です。キャッシュヒット時の入力はv4-flashで$0.007〜0.014まで下がるため、同じ文脈を繰り返す処理では効きます。

バッチ処理を夜間に寄せられる使い方なら、この変動制はそのまま値引きとして働きます。逆に、日中の即時応答が必須の用途では安い側の単価を前提にしないでください。

Qwen/Kimi:リージョンと表示条件を確認してから

Qwenは公式チャットの提供はありますが、無料プランの料金体系は2026年8月31日の確認時点で見当たりませんでした。APIはqwen3.8-maxが入力$2・出力$6、qwen3.8-flashが入力$0.15・出力$0.47です。

このAPI単価はシンガポールリージョンの表示値です。新規ユーザーには各モデル100万トークンの無料枠が付きます。

Kimi K3は入力$3(キャッシュミス)・出力$15で、キャッシュヒット時の入力は$0.30です。100万トークンのコンテキストを扱える点が単価とセットの判断材料になります。

中国系モデルをAPIで使う場合は、契約リージョンによって価格や条件が変わる前提で、公式の料金ページを直接確認してから組み込んでください。

用途別の選び方:チャット・コーディング・組み込み

モデル別の金額が出そろったので、用途から逆引きします。自分の使い方が3つのどれに近いかで、見るべき章が決まります。

主な用途がチャット・コーディング・アプリ組み込みのどれかによって選ぶべき契約経路が分かれるフローチャート

チャットだけなら公式無料からサブスクへ

質問や文章作成をチャット画面で行うだけなら、各社の無料チャットで足りるかをまず確かめてください。ChatGPT・Claude・Gemini・DeepSeekはいずれも無料で使い始められます。

上限に当たる頻度が増えたら、Claude Pro(月あたり$17〜)やChatGPT Plus($20)など、よく使う1社のサブスクに絞るのが支払いを増やさないコツです。

コーディングは定額プランの枠を先に検討する

コーディング支援は消費が読みにくいため、従量より先に定額の枠を検討する価値があります。OpenCode Goなら$10/月で月$60分、DevPass Liteなら$29/月で$87分の枠です。

枠を超える使い方が常態化してから、Claude Max(From $100)やChatGPT Proのような上位サブスクを比べる順番にすると、払い過ぎを避けられます。

組み込みはAPI直かゲートウェイの二択

アプリや業務システムへの組み込みは、トークン従量のAPI直契約か、ゲートウェイ経由の二択です。使うモデルを1社に固定できるならAPI直、複数モデルを切り替えるならゲートウェイが向きます。

従量費用を下げる手段は値引き制度の併用です。AnthropicのBatch APIは50%引き、GeminiのBatch/Flexも約50%引き、DeepSeekはオフピークで半額になります。

契約前に見る5つの落とし穴

どの経路を選ぶ場合も、単価表の外側にある条件で実質負担が変わります。契約前に次の5点を確認してください。

AIモデルの契約前に確認すべき5つの落とし穴を並べたチェックリスト図

1. ゲートウェイのクレジット購入手数料

OpenRouterは推論料金に上乗せしない代わりに、クレジット購入時にカードで5.5%(最低$0.80)、暗号資産で5%の手数料がかかります。少額購入だと最低手数料の比率が上がり、負担率が5.5%に収まるのは約$14.55以上の購入からです。

自前のAPIキーを持ち込むBYOKでは、月$25,000分まで手数料なし、超過分に5%がかかります。

2. 残高の失効と最低チャージ

OpenRouterの未使用クレジットは、購入から365日で失効します。返金を受けられるのは購入から24時間以内です。

OrcaRouterは最低チャージが$20で、残高が0になると推論リクエストがエラー(403)になります。前払い型は「使い切れる金額だけ入れる」を原則にしてください。

3. 期間限定価格を恒久価格と誤認する

gpt-5.6-solの$4/$20は2026年11月21日まで、Gemini 3.7/3.6 Flashの$0.75/$3.75は2026年12月31日までの価格です。期限後を見込んだコスト設計にしておくと、値上がり時に慌てません。

一方で、Claude Sonnet 5の$2/$10は導入価格の恒久化が公式に明記されています。同じ「安い単価」でも性質が違う点に注意してください。

4. 時間帯・リージョンで単価が動く

DeepSeekのAPIは時間帯変動制で、ピークとオフピークで単価が2倍違います。QwenのAPI単価はリージョンによって表示が異なります。

月次のコスト見積もりでは、安い側ではなく自分の利用時間帯・リージョンでの単価を使ってください。

5. モデルによってトークンの数え方が違う

Claude 4.7以降は新しいトークナイザを採用しており、同じテキストでもトークン数が約30%増えます。単価が同じでも、数え方が変われば支払いは変わります。

モデル間の単価比較は「単価×自分のテキストでのトークン数」まで計算して初めて横並びになります!

FAQ

結局、いちばん安い使い方はどれですか

利用量・用途・時間帯・為替で入れ替わるため、断定できません。チャットだけなら公式無料かサブスク、コーディングは定額プランの枠、組み込みはAPI直かゲートウェイが安くなりやすい、という対応で考えてください。

OpenRouterはStripeに買収されたのですか

2026年8月に、StripeによるOpenRouterの買収合意が発表されました。あくまで合意の段階で、買収が完了したという発表ではありません。

無料だけでどこまで使えますか

チャットはChatGPT・Claude・Gemini・DeepSeekの4系統が無料で使えます。APIもGemini(AI Studioの無料ティア)、Qwen(新規に各モデル100万トークン)、Nebius Token Factory($1・30日)に無料枠があります。

サブスクとAPIは併用すべきですか

用途が分かれているなら併用は自然な形です。日常のチャットはサブスク、自動化や組み込みはAPIと分けると、それぞれの上限と支払いを別々に管理できます。

まとめ:経路を決めてから金額を比べる

AIモデルの料金比較は用途を決めて経路を絞ってから金額を比べる、という順番を示したまとめカード

同じAIモデルでも、公式サブスク・API直契約・ゲートウェイ・定額プランのどれで使うかによって、支払いの形と金額は変わります。先にモデルを決めるのではなく、先に用途から経路を絞るのが比較の近道です。

チャット中心なら公式無料からサブスクへ、コーディングなら定額プランの枠から、組み込みならAPI直かゲートウェイから検討を始めてください。

複数のモデルを実際に触って決めたい場合は、1つの残高で切り替えられるゲートウェイが入口になります。OrcaRouterにチャージして試すなら、無料モデルで操作感を確かめてから本命モデルに進めます。

料金は改定が続く分野のため、契約直前には必ず各社の公式ページで最新の表示を確認してください。

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