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OpenRouter

OpenRouter

OpenRouter, Inc.

500以上のAIモデル・80以上のプロバイダーを単一のOpenAI互換APIで呼び出せるAIゲートウェイです。料金は従量課金で、クレジット購入時に5.5%の手数料がかかります。

基本無料無料プランあり6回比較
日本語対応
日本語非対応
情報確認日
2026年8月28日時点
商用利用
商用利用制限あり
対応環境
Web・API
AIツールギャラリー公式キャラクター、タイルン

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概要・解説

詳しい解説

OpenRouterとは?500以上のAIモデルを一つのAPIでまとめて呼び出せるゲートウェイ

OpenRouterは、複数のAI企業が提供する500以上のモデルを、1つのOpenAI互換APIから呼び出せるAIゲートウェイです(公式サイト、2026年8月28日確認)。

運営元は米国ニューヨークに拠点を置くOpenRouter, Inc.です。対応プロバイダーは80社以上にのぼります。

公式サイトによると、グローバルで1,000万人以上のユーザーが利用しています。月間のトークン処理量は300兆トークンを超えるとされています。

複数のAIモデルを使い分けようとすると、契約先の数だけAPIキーと請求先の管理が必要になります。障害時の切り替えも自前で実装しなければなりません。

OpenRouterは、この管理と切り替えを代わりに引き受けるサービスです。OpenAIのSDKを使っている場合、接続先URLとAPIキーを差し替えるだけで他社のモデルへ送信できます。

統一インターフェースはテキストだけでなく、画像・動画・音声の生成にも対応しています。

OpenRouterの主な機能

複数のモデルへ接続できるだけでなく、料金の透明性や障害時の切り替え、利用状況の可視化に関わる機能を備えています。

OpenAI互換の統一API

エンドポイントは1つで、OpenAIのSDKやクライアントライブラリからそのまま呼び出せます。

接続先を切り替えるたびに、専用のSDKを学び直す必要がありません。

プロバイダー価格そのままで上乗せなしの料金設計

OpenRouterは、モデルを提供する各社が公開している価格をそのまま請求すると説明しています。推論そのものへのマークアップは0パーセントです。

ただし、クレジットをカードで購入する際には別途手数料がかかります。詳しくは料金の章で説明します。

障害時に自動で切り替わるプロバイダールーティング

接続先のプロバイダーで障害や遅延が発生すると、分散インフラを介して別のプロバイダーへ自動的に振り分けます。

特定のプロバイダーの一時的な不調が、そのままサービス停止につながらないようにする仕組みです。

プロンプトの送信先プロバイダーを制限するデータポリシーも設定できます。

自前のAPIキーを持ち込めるBYOK

すでに各AI企業と契約している場合は、そのAPIキーをOpenRouterに登録して使えます。自分の契約条件のままOpenRouter経由で呼び出せます。

従量課金プランでは、月2万5,000ドル分の推論額まで手数料なしで使えます。超過分には5パーセントの手数料がかかります(2026年8月28日確認)。

2026年8月に追加された新機能

動画生成APIが8月25日に公開されました。複数プロバイダーの動画生成モデルを統一APIで呼び出せます。

8月21日には、39の画像生成モデルを比較できるImage Benchmarksが公開されました。

8月17日には、エージェントやモデル単位で利用状況を確認できるUsage Analyticsも追加されています。

OpenRouterの料金

2026年8月28日時点の公式料金ページでは、Free・Pay-as-you-go・Enterpriseの3種類が用意されています。

円換算は同日時点の参考レート(1ドル159.3円)にもとづきます。

Freeプランは、クレジットを購入していない状態です。25以上の無料モデルと4つの無料プロバイダーを、登録とAPIキー発行だけで試せます。

レート制限は1分あたり20リクエスト、1日あたり50リクエストです。

Pay-as-you-goは、クレジットを購入して従量課金で使う仕組みです。月額の基本料金はなく、使った分だけ請求されます。

モデルの推論価格そのものには上乗せがありません。一方、クレジットをカードで購入する際には5.5パーセントの手数料(最低0.80ドル、約127円)がかかります。

暗号資産での購入では、手数料は5パーセントに下がります。

10ドル以上のクレジットを購入すると、レート制限は1分あたり20リクエスト、1日あたり1,000リクエストまで拡大します。

未使用のクレジットは、購入から24時間以内であれば返金できます。1年間使われなかったクレジットは失効する可能性があるとFAQに記載されています。

BYOKの場合、Pay-as-you-goプランでは月2万5,000ドル(約398万2,500円)分の推論額まで手数料がかかりません。超過分には5パーセントの手数料がかかります。

Enterpriseプランでは、この無料枠が月20万ドル(約3,186万円)まで拡大します。専用のサポートSLAやSlackチャンネルが付きます。

Enterpriseの金額は個別見積もりで、料金ページには具体的な月額は掲載されていません。

日本語対応と使い方

公式サイトの利用規約によると、運営会社の所在地は米国ニューヨーク州です。日本法人の登記は確認できませんでした。

管理画面やドキュメント、サポート窓口はいずれも英語のみです。日本語版のインターフェースは用意されていません。

日本語のプロンプトを送信すること自体は、モデル側の対応次第で可能です。ただし、サービス自体の日本語ローカライズはありません。

利用開始の流れは、アカウント登録、APIキーの発行、既存のOpenAI SDKコードの接続先URLとAPIキーの差し替えという3ステップです。

モデルの一覧ページで料金や対応モーダルを比較しながらモデルIDを選べます。リクエストのbodyでモデルIDを指定するだけで、呼び出し先を切り替えられます。

2026年8月に発表されたStripeによる買収について

2026年8月19日、OpenRouterとStripeは、StripeがOpenRouterを買収することで合意したと発表しました。

発表はOpenRouter公式ブログとStripe公式ニュースルームの両方に掲載されています(いずれも2026年8月28日確認)。取引金額は両社とも公表していません。

OpenRouter公式ブログは、既存のAPIや製品ロードマップを維持すると明言しています。「同じミッション、同じ名前、同じ製品、同じロードマップ」という趣旨の文言です。

買収の完了(クローズ)は数週間以内を見込むとされています。具体的な日付は公表されていません。

Stripe側は、AIを活用して事業を構築する企業にとってトークンが基軸通貨のような存在になっているという位置づけを示しています。自社のトークン関連プロダクトとの連携を、今後の狙いとして挙げています。

料金体系やサービス仕様が買収発表と同時に変わったという記載は、2026年8月28日時点では確認できていません。ただし、買収完了後に方針が変わる可能性はゼロではないため、継続的な確認をおすすめします。

OrcaRouterなど他のAIゲートウェイとの違い

OpenRouterと同様に、OpenAI互換の単一APIで複数モデルへアクセスできるサービスにOrcaRouterがあります。

対応モデル数は、OpenRouterの500以上に対しOrcaRouterは公称200以上です。幅で上回るのはOpenRouterです。

料金の見え方には違いがあります。OpenRouterは推論価格そのものへの上乗せはないとしつつ、クレジットのカード購入時に5.5パーセントの手数料がかかります。

OrcaRouterはウォレットへのチャージについても、プロバイダー側の価格をそのまま請求するとしています。購入時の手数料という形では課していません。

日本語対応でも違いがあります。OpenRouterは管理画面・ドキュメントとも英語のみで、日本法人の登記も確認できません。

一方OrcaRouterは、日本語版サイトを持ち、日本国内での代理販売も行われています。日本語サポートを重視する場合は、この違いが選択の分かれ目になりやすいところです。

自分でサーバーを運用する前提であれば、オープンソースのLiteLLMのようなセルフホスト型のゲートウェイも比較対象になります。

OpenRouterが向いている人

とにかく選べるモデルの幅を重視する開発者に向いています。500以上のモデルと80以上のプロバイダーへ、1つのAPIキーとエンドポイントでアクセスできます。

テキストだけでなく、画像・動画・音声の生成モデルも同じ窓口で試せます。

特定のプロバイダーに依存したくないチームにも合います。障害時にプロバイダーを自動で切り替える仕組みがあり、処理集中のリスクを下げられます。

英語のドキュメントやUIに抵抗がなく、利用状況をダッシュボードで細かく可視化したい開発者にも向いています。

利用前に確認しておきたいこと

利用規約で制限されるのは、モデルへのAPIアクセスの再販と、競合サービスの開発の2点のみです。

通常の業務利用や、自社の商用アプリへの組み込みは可能です(2026年8月28日時点の利用規約による)。

モデルごとに個別のModel Termsが定められています。利用者は、モデルごとの規約も併せて確認する義務があります。

クレジットは購入から24時間以内なら未使用分を返金できます。プラットフォーム手数料そのものと暗号資産での支払い分は、返金の対象外です。

1年間使われなかったクレジットは失効する可能性があるとFAQに記載されています。長期間チャージ済みのまま放置しないことをおすすめします。

この記事は公式サイトの情報(2026年8月28日確認)にもとづいて作成しています。編集部による実機でのAPI呼び出しや推論の実測は行っていません。

応答速度やルーティングの実際の挙動、日本語プロンプトでの精度は、利用環境によって変わる可能性があります。

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公式リソース

OpenRouter の公式サイトやドキュメントをまとめています。

料金プラン

Free

$0/月
  • 25以上の無料モデルを利用可能
  • 4つの無料プロバイダーに対応
  • クレジット未購入時は1日50リクエストまで
  • 登録とAPIキー発行だけで利用開始

Pay-as-you-go

$0/月
  • 500以上のモデル・80以上のプロバイダーに対応
  • プロバイダー公開価格をそのまま請求(上乗せなし)
  • クレジット購入時の手数料5.5%(カード決済、最低0.80ドル)、暗号資産決済は5%
  • BYOK(自前APIキー)は月2万5,000ドルまで手数料無料、超過分は5%
  • 10ドル以上のクレジット購入で1日1,000リクエストまで拡大

基本情報

公式サイトopenrouter.ai
開発元OpenRouter, Inc.
カテゴリ
無料枠クレジット未購入の状態で使えるFreeプランです。25以上の無料モデルと4つの無料プロバイダーを利用でき、レート制限は1分あたり20リクエスト・1日あたり50リクエストです(2026-08-28確認)。
日本語対応日本語非対応
商用利用商用利用制限あり
対応プラットフォーム
WebAPI
情報確認日2026年8月28日時点

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