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Nebius Token Factory

Nebius Token Factory

Nebius Group N.V.(旧Yandex N.V.、NASDAQ: NBIS)

Nebius Token FactoryはNASDAQ上場企業Nebius Groupが提供する推論プラットフォームです。DeepSeekやLlama、Qwen、GPT-OSSなど60以上のオープンソースモデルをOpenAI互換APIでトークン従量課金により利用できます。

有料従量課金(トークン単価制)6回比較
日本語対応
日本語非対応
情報確認日
2026年8月28日時点
商用利用
商用利用可
対応環境
Web・API
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概要・解説

詳しい解説

Nebius Token Factoryとは

Nebius Token Factoryは、Nebius Group N.V.(NASDAQ: NBIS)が2025年11月5日に発表した推論プラットフォームです。

DeepSeek、Llama、Qwen、GPT-OSS、Mistralなど60以上のオープンソースモデルを、1つのOpenAI互換APIから呼び出せます。

公式は「open models to governed production(オープンモデルを、統制された本番環境へ)」という位置づけを掲げています。

すでにOpenAIのSDKでコードを書いている場合、接続先のURLとAPIキーを差し替えるだけで、Nebius上でホストされたモデルへ切り替えられます。

Nebius Token Factoryの主な機能

複数のオープンソースモデルへ接続できるだけでなく、推論速度とコストの切り替えや、本番運用を前提にした統制機能を備えています。

60以上のオープンソースモデルとOpenAI互換API

テキスト・マルチモーダルモデルとして、DeepSeek、Llama、Qwen、GPT-OSS、Mistral、NVIDIA Nemotron、GLM系などがラインナップに並びます。

公式は新しいオープンソースモデルを随時追加していくとしています。埋め込みモデルやガードレール用モデルも別カテゴリで用意されています。

APIエンドポイントはOpenAI SDKと互換で、認証はAuthorizationヘッダーにAPIキーを渡す形式です。

既存のOpenAIクライアント実装を、接続先の差し替えだけでほぼそのまま流用できます。

Fast・Baseで選べる推論速度とコストのバランス

同じモデルの出力を、Fast・Baseという2種類の設定から選べます。両者の出力内容は同じですが、価格・レイテンシ・最適化の度合いが異なるという説明です。

Fastは小さいバッチサイズや投機的デコーディングなどでレイテンシを抑えた設定、Baseは高スループット向けの設定です。

APIを呼ぶ際にモデル名の末尾へ「-fast」を付けるだけで切り替えられます。

専用エンドポイントとエンタープライズ向け統制

Dedicated Endpoints(専用エンドポイント)では、99.9%の稼働率SLA、オートスケーリング、EU・US間のリージョン選択に対応します。

公式は毎分数億トークン規模のワークロードにも対応できるとしています。

Enterprise向けには、SSO・RBAC・監査ログといったガバナンス機能や、専用のサポート窓口、コンプライアンスパッケージ(SOC 2 Type II、HIPAA、ISO 27001)も付帯します。

データはゼロリテンションモードで処理され、リクエストと出力は学習に再利用されないと公式は説明しています。データセンターはフィンランド、フランス、米国に置かれています。

これらはいずれもNebius公式による説明です。第三者機関による監査報告書そのものは、本ページ制作時点では確認できていません。

運営元Nebius Groupについて

Nebius Token Factoryを提供するNebius Group N.V.は、検索エンジン企業Yandexの国際事業を前身とする企業です。

現在はオランダ・アムステルダムに本社を置いており、この経緯は正確に把握しておく価値があります。

Yandex N.V.は2011年にNASDAQへ上場しましたが、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後に株式取引が停止されました。

2024年7月、ロシア国内投資家グループがYandexのロシア国内事業を買収しました。

ロシア以外の国際事業は、同年8月にNebius Group N.V.として改称・再編されています。

Nebius GroupはAI基盤事業(Nebius AI)を中心に、データラベリングのToloka AI、技術者教育のTripleTen、自動運転のAvrideという4つの事業を持ちます。

2024年10月にはNASDAQでの取引を再開しました。現在のNebius Groupは、この分離を経てロシア国内事業を切り離したあとの法人です。

取締役会の構成や株主の内訳まで確認したい場合は、SEC提出資料などで個別に確認することをおすすめします。

2026年第1四半期の売上高は3億9,900万ドルで、前年同期比684%の増収でした。

調整後EBITDAも黒字に転じており、設備投資の計画額を200億から250億ドルへ上方修正しています。同期にはNVIDIAがNebiusへ20億ドルを出資したことも公表されました。

Token Factoryとの関係では、2026年6月に推論最適化企業のEigen AIを約6億4,300万ドルで買収完了しています。公式は、この買収によってToken Factoryの推論スタックを強化する狙いだとしています。

Nebius Token Factoryの料金

料金はトークン単価制で、入力トークンと出力トークンで単価が分かれています。

プランは、標準のレート制限で使うStarterと、上限を撤廃したEnterpriseの2種類です。

新規登録時には、30日間有効な1ドル相当のトライアルクレジットが付与されます(公式ドキュメントで確認、2026年8月28日時点)。

本格的な利用には、銀行カードなどの支払い方法の登録が必要です。

モデルごとの単価を一覧できる公式の公開ページは見当たりませんでした。公式のPricingページ(tokenfactory.nebius.com/organization/prices)はログイン後のダッシュボード形式のため、本ページ制作時点では実額を直接確認できませんでした。

公式の公開単価表は存在せず、以下はOpenRouter経由で確認できた提供実額です(2026年8月28日確認)。OpenRouterはNebius Token Factoryを提供元として登録しており、実際の課金に使われる単価を表示しています。

1ドル159.40円(2026年8月28日午前3時時点の参考レート)で換算した金額です。

モデル入力(100万トークンあたり)出力(100万トークンあたり)
Llama-3.3-70B-Instruct0.13ドル(約21円)0.40ドル(約64円)
GPT-OSS-120B0.15ドル(約24円)0.60ドル(約96円)
Qwen3-235B-A22B-Instruct-25070.20ドル(約32円)0.60ドル(約96円)
GLM-5.11.40ドル(約223円)4.40ドル(約701円)

公式は、シェアードティアとDedicatedティアの両方で「透明で予測可能な$/トークン価格」と、利用量に応じた段階的な割引があるとしています。

割引の具体的な料率は公開ページでは確認できませんでした。

ウォレットへの最低チャージ額は、公式サイトの静的なページからは確認できませんでした。ダッシュボードへログインした状態で表示される可能性があります。

登録前に金額を把握したい場合は、少額のトライアルクレジットの範囲で試してから判断することをおすすめします。

スタートアップ向けには、Nebius for Startupsというクレジット付与プログラムも用意されています。

ただし公式サイトの説明では、クレジットの提供はベンチャーキャピタルのパートナーを経由する形が基本とされており、具体的な金額は公開ページに記載されていませんでした。

OpenAI互換APIでの使い方

利用開始の流れは、アカウント登録、支払い方法の登録、APIキーの発行、既存コードのbase_urlとAPIキーの差し替えという手順です。

2026年8月28日時点でのエンドポイントはhttps://api.tokenfactory.nebius.com/v1/です。

旧ブランド「Nebius AI Studio」時代のエンドポイントを参照している外部ドキュメントも見られるため、実装時は公式ドキュメントの最新表記を確認することをおすすめします。

Python・JavaScript・cURLのサンプルコードが公式ドキュメントに用意されています。

OpenAIのSDKをそのまま使い回せます。

ポストトレーニング(LoRAやフルモデルの追加学習)や、埋め込み・ガードレール用モデルを組み合わせたRAG構築のコンポーネントも提供されています。

Nebius Token Factoryは仲介型サービスとは仕組みが違う

複数のAIモデルへ1つのAPIで接続できるサービスには、OpenRouterのようにモデル提供各社への振り分けを専業とする仲介型もあります。

Nebius Token Factoryは、この仲介型とは立ち位置が異なります。

Nebius Token Factoryは、自社が保有するGPUクラスターの上でモデルをホストする、垂直統合型の推論基盤です。

モデルの総数では仲介型サービスに及ばない場面もありますが、インフラそのものを自社で持つことで、Fast・Baseのような推論設定の作り込みがしやすくなっています。専用エンドポイントでのSLA保証もその一例です。

「1つのプラットフォームであらゆるモデルを試したい」という用途では選択肢が仲介型より少なくなります。

「本番運用を前提に、インフラごと引き受けてくれる提供元を選びたい」という用途には向いています。

Nebius Token Factoryが向いている人

オープンソースモデルを本番のプロダクトに組み込みたい開発者に向いています。

OpenAI互換のAPIなので、既存の実装を大きく書き換えずに移行を試せます。

推論コストやレイテンシの見積もりを、上場企業の情報開示や決算という形で確認しながら、長期的に使う提供元を選びたいチームにも向いています。

NASDAQ上場企業として四半期ごとの業績を公開しており、事業の継続性を外部から検証しやすい点は、スタートアップ製のサービスにはない特徴です。

一方、複数プロバイダーの数百種類のモデルを比較しながら選びたい場合は、仲介型サービスのほうが手軽なこともあります。

GPUインフラを持たない小規模な検証だけで終わらせたい場合も同様です。

利用前に確認したいこと

公式サイト・ドキュメントともに日本語版は用意されていません(2026年8月28日確認)。英語のドキュメントを読み進める前提での利用になります。

利用規約では、Token Factoryを組み込んだ自社製品の開発・提供は認められています。

一方で、サービス自体の再販売や、競合するサービスの開発は禁止されています。商用利用そのものは可能という位置づけですが、契約内容は事前に確認しておくことをおすすめします。

ゼロリテンションやSOC 2、HIPAA、ISO 27001といったセキュリティ・コンプライアンスに関する説明は、いずれもNebius公式による自己申告です。

第三者機関の監査報告書そのものは、本ページ制作時点では確認できていません。

この記事は公式サイト・公式ドキュメントの情報と、提供元料金としてOpenRouterに掲載されている数値をもとに作成しています。

編集部による実機でのAPI疎通確認や、推論結果の実測は行っていません。

料金・無料クレジットの条件は変わりやすい領域のため、登録前に公式ダッシュボードで最新の内容を確認することをおすすめします。

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公式リソース

Nebius Token Factory の公式サイトやドキュメントをまとめています。

料金プラン

Starter

  • 共有インフラ(Shared)でのAPI利用
  • 60以上のオープンソースモデルへアクセス
  • Fast/Baseの推論設定を選択可能
  • 標準のレート制限(高めのデフォルト値)
  • 登録時に30日間有効な1ドルのトライアルクレジット
  • トークン単価制の従量課金

Enterprise

  • Starterの全機能
  • 専用エンドポイント(Dedicated Endpoints)
  • 99.9%SLAと予約済みキャパシティ
  • レート制限の上限撤廃・オートスケーリング
  • SSO・RBAC・監査ログによるガバナンス
  • 専任サポート窓口とカスタムDPA・コンプライアンスパッケージ

基本情報

公式サイトnebius.com
開発元Nebius Group N.V.(旧Yandex N.V.、NASDAQ: NBIS)
カテゴリ
無料枠新規登録時に30日間有効な1ドル相当のトライアルクレジットが付与されます(公式ドキュメントで確認、2026年8月28日時点)。本格利用には銀行カードなど支払い方法の登録が必要です。最低チャージ額や恒久的な無料枠はなく、トライアル終了後はトークン従量課金のみになります。
日本語対応日本語非対応
商用利用商用利用可
対応プラットフォーム
WebAPI
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