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マルチモーダルAIとは?入力と出力の違いから選び方までわかりやすく解説

AIツールギャラリー編集部更新: 2026年9月10日
マルチモーダルAIとは?入力と出力の違いから選び方までわかりやすく解説

マルチモーダルAIとは、テキストに加えて画像・音声・動画など、複数の種類の情報を扱えるAIの総称です。ただし「入力できる種類」と「出力できる種類」は別の軸で決まり、複数の入力に対応していても、その全種類を出力できるとは限りません。

選ぶときに効いてくるのは、入力側と出力側のどちらを求めているか、複数の作業を1つのツールでまとめたいか特定の出力で編集機能やファイル形式の細かさを重視したいかの2点です。

この記事では、入力と出力を分けて整理したうえで、汎用チャットと専用ツールの選び方まで解説していきます。読み終えると、自分がやりたいことにどちらが向くかを判断できます。

入力できる種類と出力できる種類は別々に確認する、と覚えておくとツール選びで迷いにくくなります!

この記事の監修者

山原 慎也
山原 慎也

AIリスキル株式会社 代表取締役

AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。

実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など

マルチモーダルAIとは

テキスト・画像・音声・動画からAIへ点線が伸び、『対応はツールにより異なる』と示すモダリティの概念図

マルチモーダルAIとは、テキストに加えて画像・音声・動画など、複数の種類の情報(モダリティ)を扱えるAIの総称です。モダリティとは、情報の種類を指す言葉です。

一方、テキストの入力と出力だけに対応するAIは、シングルモーダルAIと呼ばれます。文章のやり取りだけに対応したチャットツールが当てはまります。

入力と出力を分けて見る:よくある組合せ

テキスト・画像・音声の入出力例を示し、入力と出力は別の軸であることを伝える図

マルチモーダルAIを理解するときにつまずきやすいのが、入力と出力を一括りにしてしまうことです。まずは2つを分けて見ていきます。

入力できる情報の種類

入力として受け取れる情報には、主に次の種類があります。

  • テキスト(文章や質問)
  • 画像(写真、スクリーンショット、図)
  • 音声(話し声や録音した音声)
  • 動画(映像や画面の動き)

対応する入力の種類は、ツールやモデルによって異なります。

出力できる情報の種類

出力として作り出せる情報にも、同じくテキスト・画像・音声・動画があります。

ただし、入力で対応している種類と、出力で対応している種類が、そのまま一致するとは限りません。

たとえば、画像を入力してその内容をテキストで説明する組合せや、テキストを入力して画像を出力する組合せ、音声を入力してテキストに変換する組合せなどがあります。

「理解できる」と「作れる」は別の話

画像を見せて説明することと文章から画像を作ることが別々の能力であると示す図

入力と出力を分けて見たときに、特に読み違えやすいのがこの点です。

たとえば、画像を見せてその内容を説明できるチャットツールがあっても、同じツールがゼロから画像を作れるとは限りません。画像を理解する機能と、画像を生成する機能は、別々に搭載されるものだからです。

IBMの解説では、風景写真を入力として文章の要約を返せるAIモデルと、文章による説明を入力として画像を生成するAIモデルが、それぞれ例として紹介されています。

どちらも複数のモダリティを扱うという意味ではマルチモーダルですが、対応する入力と出力の組合せは別々です。片方に対応しているからといって、もう片方にも対応するとは限りません。

「理解できる」と「作れる」は別の話、と覚えておくとツール選びで迷いにくくなります

個々のモデルがいまどの入力からどの出力に対応しているかは、更新が頻繁なため、利用する際に各提供元の公式ドキュメントで確認しておくと安心です。

出力の種類による分類は、生成AIとはでも整理しています。あわせて確認すると、入力・出力の両面から理解しやすくなります。

汎用チャットと専用ツール、どちらを選ぶか

対応の広さを重視するか、特定出力の編集機能やファイル形式を重視するかで選ぶ分岐図

入力と出力の組合せが分かったところで、次は汎用チャットと専用ツールのどちらを使うかという選択です。

汎用チャット型が向く場面

ChatGPTやGemini、Claudeなどの汎用チャット型は、複数の入出力に対応する場合が多いツールです。対応の範囲はモデルやプランによって異なります。

調べ物の要約、画像の内容確認、文章の下書きなど、複数の作業を1つのツールでまとめて済ませたい場合に向いています。会話の流れの中で作業を進められる点も特徴です。

汎用チャット型を試したい場合は、AIチャットボット一覧から探せます。

専用ツール型が向く場面

画像生成、動画生成、音楽生成、文字起こしなどの専用ツールは、特定の出力に絞って作られています。

特定の出力について、編集機能の細かさや対応するファイル形式、用途への合いやすさを重視したい場合は、専用ツールの方が選びやすいことが多くなります。専用ツールが常にあらゆる面で優れているとは限らないため、自分の用途に合うかを個別に確認しておくと安心です。

どちらのタイプにするか迷う場合は、AIツール比較ページで候補を並べて確認する方法もあります。

出力の種類ごとに探せる代表的な専用ツール

画像生成・動画生成・音楽生成・文字起こしの4つの出力カテゴリを示す図

ここからは、出力の種類ごとに、どんな専用ツールがあるかを見ていきます。

画像・動画系

写真からイラストを作ったり、テキストから画像を生成したりするツールは、AI画像生成ツール一覧にまとまっています。

テキストや画像から動画を作り出すツールは、AI動画生成ツール一覧から探せます。

音声・音楽系

テキストや条件の指定から楽曲を作るツールは、AI音楽生成ツール一覧にまとまっています。

会議や動画の音声をテキストに変換するツールは、議事録・文字起こしAIツール一覧から探せます。

各カテゴリの掲載ツールは日々更新されているため、最新の一覧は各ページで直接確認してください。

使う前に確認したい注意点

タイルンが画像と音声のアイコンを確認している注意喚起のイラスト

マルチモーダルAIを使うときは、扱う情報の中身にも注意が必要です。

入力する画像・音声・動画に、自分以外の人物が写っていたり声が収録されていたりする場合は、利用目的や関係する権利、社内ルールに照らして確認しておくと安心です。判断に迷う場合は、専門家への相談も選択肢になります。

業務で使う場合は、社内の機密情報や取引先の情報を入力しないよう、あらかじめ社内のルールを確認しておくと安心です。

判断に迷う場合は、利用目的や権利関係を踏まえて確認し、必要なら専門家にも相談してみてください

対応する入力・出力の範囲は、モデルやプラン、時期によって変わります。利用する前に、各提供元の公式ドキュメントや料金ページで最新の内容を確認してください。

マルチモーダルAIについてよくある質問

生成AIとマルチモーダルAIを二つの重なる円で表し、定義の軸が異なることを示す図

マルチモーダルAIと生成AIの違いは何ですか

生成AIは、新しい文章や画像などのコンテンツを生成すること自体で定義されます。マルチモーダルAIは、複数の種類の情報(モダリティ)を扱えることで定義され、着目する軸が異なります。

生成AIの中にも、単一のモダリティしか扱わないものと、複数のモダリティを扱うマルチモーダルなものがあります。

「画像を理解できる」ことと「画像を作れる」ことは同じ意味ですか

同じではありません。画像を理解する機能と画像を生成する機能は別々の能力で、片方に対応していてももう片方に対応するとは限りません。

無料で使えるマルチモーダルAIはありますか

無料の範囲はツールによって異なります。各ツールの掲載ページで、無料で使える範囲を確認してください。

業務で使うときに気をつけることはありますか

入力する情報に機密情報や第三者の権利が関わらないかを確認し、対応する入力・出力の範囲は公式ドキュメントで最新の内容を確認してください。

まとめ

入力と出力、理解と生成、必要な機能で選ぶという三つの要点を示すまとめ図

マルチモーダルAIを理解するうえで軸になるのは、入力できる種類と出力できる種類は別に決まるという点です。

画像を理解できることと画像を生成できることも、別の能力として扱われています。この違いを分けて考えると、必要なツールを見きわめやすくなります。

複数の作業を1つのツールでまとめたい場合は汎用チャット型、特定の出力で編集機能やファイル形式の細かさを重視したい場合は専用ツール型が選びやすい傾向にあります。用語集シリーズのAIエージェントとはもあわせて確認すると、AIツール全体の理解が深まります。

気になるツールがあれば、AIツールを検索するAIツール比較ページから具体的な候補を確認できます。

法人でAIツールの導入を検討していて、入力と出力の組合せまで含めて整理したい場合は、お問い合わせはこちらからご相談いただけます。

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