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【開催報告】オンラインセミナー「AI DEEP LIVE」で「Claudeスライド入門」の講師を務めました

AIツールギャラリー編集部公開日
【開催報告】オンラインセミナー「AI DEEP LIVE」で「Claudeスライド入門」の講師を務めました

2026年10月22日(木)、株式会社しくみスタジオが開くオンラインセミナー「AI DEEP LIVE」で、AIリスキル株式会社代表の山原慎也が講師を務めました。

テーマは「Claudeスライド入門 構成づくりからdesign.mdでのデザイン統一まで、実例で解説」です。Zoomのウェビナーで開かれ、97名の方にお申し込みいただきました。

この記事では、セミナーでお伝えした内容と、参加者アンケートの結果をご紹介します。

この記事の監修者

山原 慎也
山原 慎也

AIリスキル株式会社 代表取締役

AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。

実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など

開催概要

  • セミナー名: AI DEEP LIVE「Claudeスライド入門 構成づくりからdesign.mdでのデザイン統一まで、実例で解説」
  • 日時: 2026年10月22日(木) 20:00〜21:30
  • 形式: オンライン(Zoomウェビナー)
  • 主催: 株式会社しくみスタジオ(AI DEEP LIVE)
  • 申込: 97名
  • 講師: 山原慎也(AIリスキル株式会社 代表取締役)
  • ホスト: 桺本頌大さん(株式会社しくみスタジオ 代表取締役CEO)、けいたろうさん

AI DEEP LIVEは、AIを仕事や活動に取り入れている個人・専門家・企業を招き、その活用方法を深掘りする単発参加型のオンラインセッションです。

当日の進行は、ホストのお二人が務めました。告知ページでは、お二人を次のように紹介しています。

桺本頌大さん: 株式会社しくみスタジオ代表取締役CEO。AIを活用した中小企業の経営変革と仕組み化を支援。Notionアンバサダー、Canvaコミュニティマネージャー、Larkアンバサダーを歴任。AI・DX・経営をテーマに講演・研修を多数実施。

けいたろうさん: 行政分野での実務経験を持ち、現場に根ざしたAI・自動化活用を多数実践。著書『AIで作るプレゼン資料入門ガイド』。週に複数本のオンラインイベント・登壇・勉強会を企画・運営。

イベントの告知ページは、記事末尾の関連リンクからご覧いただけます。

「Claudeスライド入門」の表紙スライド。AIツールギャラリーのキャラクター「タイルン」が、タイトルの上で「design.md」と書いた紙を持っている

多くの悩みの根っこは、AIに毎回ゼロから頼んでいること

Claudeでスライドを作るときの悩みは人によってさまざまです。今回は、その悩みを1つにまとめるところから始めました。

参加登録のときのアンケート(59名、運営の集計)では、約半数(49%)の方が、まだClaudeでスライドを作ったことがありませんでした。

AIでスライドを作るときに困っていること(複数回答)の上位には、「会社や自分らしいデザインにならない」「AIにどう指示すればいいか分からない」「構成や話の流れをうまく作れない」「直すたびにデザインが変わってしまう」が、25〜29%とほぼ同じ割合で並びました。

ばらばらに見えるこれらの悩みの根っこは、多くの場合、AIに毎回ゼロから頼んでいることです。

そこで今回は、Claudeで作るスライドの品質を上げ、何度作っても、誰が作っても同じ品質で作れるようにすること(再現性)に絞ってお話ししました。

スライドを作る前に、AIに渡すものを1つずつ足していく

本編では、スライドを作る前にAIへ渡すものを、ステップ1からステップ4まで1つずつ足していきました。ステップ2からは、各章の最後に画面で実演しています。

品質を上げるコツを、ステップ1の企画書からステップ4のデザインシステム、上級編まで順に並べたスライド

ステップ0: 作り始める前に、ひと言伝えておく

作り始める前に、Claudeへ「このスライド作りのやりとりで、デザインシステムに反映できるところがあれば、反映していってください」と伝えておきます。

こうしておくと、このあとのステップで決めたことが、その都度デザインシステムに貯まっていきます。4つのステップは、ばらばらのコツではなく、つながっています。

ステップ1: 企画書で、話すことと流れを固める

ここでいう企画書は、AIへの指示をまとめて、チャットに添付して渡すファイルのことです。指示を毎回打ち込む代わりに、同じファイルを何度でも渡し直せます。

企画書には、誰に話すか、いちばん伝えたい一文、章ごとの一文などを書きます。書いたら上から読み、1本の芯が通っているかを確かめます。

企画書の段階で話が組めていないと、スライドになってから後戻りが多くなるためです。

ステップ2: design.mdで、見た目のルールを書いて渡す

Webサイトのページごとに見た目がばらばらになりにくいのは、色や文字の大きさを決めるCSSというファイルが先にあるからです。スライドで、このCSSの代わりになるのがdesign.mdです。

design.mdを渡しておくと、色、文字、余白、見出しの位置、図と写真の入れ方を、頼むたびに決め直さずに済みます。書き方はdesign.mdとはで詳しく解説しています。

ステップ3: 見本(リファレンス)で、雰囲気を伝える

見本には2種類あります。1つは、チラシや目立たせたい1枚を画像生成AIで作るときに渡す画像の見本です。

もう1つは、Claudeで新しいスライドを作るときに渡す過去のスライドです。Claudeでスライドを作るときは、こちらがよく効きます。

ステップ4: デザインシステムで、3つをまとめて呼び出す

Claudeのデザインシステムは、企画書の決まりごと、design.md、見本、ロゴや写真をまとめてClaudeの中に置いておき、新しく作るときに選ぶだけで呼び出せる仕組みです。

デザインシステムは、先に作り込まなくてかまいません。ステップ0のひと言を伝えておけば、企画書や見本を渡すたびに反映されていきます。

実演では、うまくいった資料を1つ選んでデザインシステムを作り、新しいスライドを作ってPowerPointに書き出すまでを、7つの手順でお見せしました。

直すときは、直す場所を3つに分ける

後半では、作った型をFigmaやClaude Codeでも使う上級編と、作ったあとの直し方をお伝えしました。

直すときは、直したい中身によって場所を分けます。

  • 中身を直したいとき: 企画書を直して、作り直す
  • 見た目のルールを直したいとき: design.mdやデザインシステムを直す
  • 1枚だけ直したいとき: コメント機能かチャットで直す

こう分けておくと、直すたびに全体のデザインが崩れることを防げます。

最後に、明日からの一歩として次の3つをお伝えしました。

  • うまくいった資料を、1つ選ぶ
  • そこから、AIにdesign.mdを作ってもらう
  • 次の資料は、企画書から始める

セミナー後のアンケートでは、満足度94.7%でした

セミナーのあと、AIリスキルでもアンケートを取りました。10月24日時点で57人から回答をいただいています。満足度は5段階(5が最も高い)で聞き、4か5をつけた人を「満足」として数えました。

満足は全体の94.7%で、平均は4.61でした。回答者は会社員・団体職員が約6割ともっとも多く、従業員301名以上の組織の方と、1〜5名の事業者の方が多く参加していました。

AIでスライドを作った経験別に見た満足度

AIでスライドを作った経験ごとに満足度を分けると、次のようになりました。

AIでスライドを作った経験満足(4か5)の割合5をつけた人の割合平均
まだない100%66.7%4.67
試したことがある(仕事ではまだ使っていない)94.1%58.8%4.53
仕事でときどき使っている100%61.5%4.62
仕事でよく使っている88.9%83.3%4.67

まだAIでスライドを作ったことがない人に限ると、満足は100%でした。5をつけた人の割合がいちばん高かったのは、仕事でよく使っている方です。

一方で、試したことはあっても仕事ではまだ使っていない方は、5をつけた人の割合がいちばん低くなりました。試すところから仕事で使うところへ進む手順は、次の機会に厚くしたいところです。

区分ごとの回答は9〜18人のため、差は参考程度にご覧ください。

参加者の声

自由記述では、企画書やdesign.md、デザインシステムに触れた声が多く寄せられました。紹介してよいとお答えいただいた方の声を、一部ご紹介します(表記は一部整えています)。

企画書をつくる大切さが伝わりました。ふわっと壁打ちしたまま、スライド作成に進んで、イメージと違う、ということになりがちでした。

ホームページを作成した事がありますが、CSSのような事をスライドでもっていうのは思いつかなかったので、確かにその通りだなと学びになりました。

いままでClaudeやCopilotでスライド作成しても、明らかにClaude作った感があるスライドしか作れず手直しすべき箇所が多かったが、今回ご教示頂いた手法などを活かしてより良いスライドを作成できるようになりそうと感じた。

クロードでスライドを作ったことはありましたが、デザインシステムは知らなかったので、やってみようと思います。

自分が作りたいスライドにするための指示の出し方、企画書の大事さを実感しました。早速、無料版を試してみたいです。

次の機会に向けていただいた声

改善してほしいことには、「2回に分けて、ペースを落として聞きたかった」「今日の内容の一歩手前の入門編があると嬉しい」という声がありました。どちらも、AIを仕事で使っている方からの声です。

画像やイラストを入れたいページがあるとき、企画書の段階で載せるべきか、どのタイミングで指示するとよいかという質問もいただきました。いただいた声は、次の企画に生かします。

主催者のみなさまへ: 生成AIの入門セミナーの講師をお受けしています

AIリスキルは、商工会議所・産業支援機関・自治体・業界団体が主催するセミナーや、企業の社内研修で、今回のような生成AIの入門セミナーを担当しています。参加者に合わせて60〜120分で内容を組み立て、会場でもオンラインでも実施できます。

公的機関・非営利団体の主催は、60分3万円(税別)からお受けしています。主催団体さま向けのご案内はセミナー講師のご依頼、企業さま向けの研修や顧問は研修・顧問のご案内でご覧いただけます。

ご参加いただいた皆さま、開催にご尽力いただいた株式会社しくみスタジオの皆さま、ありがとうございました。

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