OpenAIがプレゼン作成AIのNextSlideを買収。チームはChatGPTの開発に合流

OpenAIが、プレゼン資料の作成AIを手がける米スタートアップNextSlideを買収したことが、2026年8月8日(現地時間)までに分かりました。NextSlide創業者のアーメド・ベシュリ氏が公式サイトとLinkedInで明らかにし、米TechCrunchなどが報じました。NextSlideのチームはOpenAIに加わり、ChatGPTの開発を担当します。買収額は公表されていません。
目を引くのは、これがいま起きた話ではない点です。ベシュリ氏は、買収自体は今年すでに完了しており発表が数カ月遅れたと説明しています。OpenAIが「AIで資料を作る」領域を静かに固めていたことになります。
この記事の監修者

AIリスキル株式会社 代表取締役
AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。
実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など
NextSlideはどんなサービスだったのか
NextSlideは、プロンプトやメモ、文書、調査資料を読み込ませると、編集できるプレゼン資料に仕上げるサービスでした。Verdict(Yahoo Finance掲載)によると、創業は1年あまり前です。ベシュリ氏は告知文で狙いを次のように述べています。
私たちのゴールは、単にスライドを速く作ることではありませんでした。視覚的なコミュニケーションをもっと身近にして、より多くの人が自分の考えをはっきり伝えられるようにすることです。
ベシュリ氏は、2021年に米Instacartへ買収されたレジなし精算スタートアップCaper AIの共同創業者でもあります。NextSlideの公式サイトは現在、OpenAIへの合流を伝える挨拶だけの表示になっています。
確認できていることを整理
今回の発表で確認できているのは次の点です。
- 買収は今年に入ってから完了しており、公表が数カ月遅れたとされる
- NextSlideのチームはOpenAIでChatGPTの開発に携わる
- 買収額などの契約条件は非公表
- 公式サイトは挨拶文のみとなり、サービス紹介ページは表示されていない
一方で、ChatGPTにスライド作成の機能がいつ、どのような形で入るのかは発表されていません。今回わかっているのは、あくまでチームの合流までです。
AIツールギャラリーの視点
プレゼン資料の自動作成は、日本でも利用が広がっている分野です。当サイトではGammaや国産のイルシルといった専用ツールを紹介しています。ChatGPT本体に資料作成が組み込まれる流れが本格化すれば、「専用ツールを別に契約するか、ChatGPTだけで済ませるか」という選択が現実味を帯びます。いま専用ツールを検討している方は、まず無料プランで自分の用途に合うかを確かめておくのがおすすめです。
私たちの仕事にどう関係するか
報告資料や提案書のたたき台づくりは、AIの使いどころとして相談の多い作業です。ChatGPTがこの領域を取り込んでいけば、専用ツールを探さなくても資料作成をAIに任せられる場面が増えていく可能性があります。ただし現時点でChatGPTの画面に新しい機能が追加されたわけではないので、慌てて契約を見直す必要はありません。
買収額や統合の時期、NextSlideを使っていた人への今後の案内など、わかっていないことも多く残っています。続報が出たらこの記事に追記します。ChatGPTの資料作成がどこまで実務で使える水準になるのか、引き続き追いかけます。
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