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Grokの画像生成が「Imagine Image 2.0」に刷新。狙った場所だけ直せる編集を武器にランキング世界2位

AIツールギャラリー編集部更新: 2026年9月13日
Grokの画像生成が「Imagine Image 2.0」に刷新。狙った場所だけ直せる編集を武器にランキング世界2位

Grokを開発する米xAIは米国時間8月7日、画像生成AIの新モデル「Imagine Image 2.0」を一般提供開始しました。公式発表によると、grok.com/imagineとiOS/Androidアプリの「Quality Mode」として使えます。売りは画像を丸ごと作り直すのではなく、狙った場所だけを直せる編集機能の強化です。独メディアThe Decoderによると、8月7日時点のArenaランキングでは、画像編集と文章からの画像生成の両部門でOpenAIのGPT-Image-2に次ぐ世界2位につけています。

画像生成AIへの不満として根強いのが「惜しい画像は出るのに、直したい所を伝えると全体が別物になる」という点です。Image 2.0は、まさにそこへ手を入れてきました。

この記事の監修者

山原 慎也
山原 慎也

AIリスキル株式会社 代表取締役

AIツールギャラリーを運営するAIリスキル株式会社の代表取締役。企業・自治体向けの生成AI研修とAI導入支援を手がけています。

実績: 大阪・関西万博 公式プログラム「AI HEROES COLLECTION」司会進行 / 神戸市デジタル人材育成エコシステム構築事業の運営 / MBS「せやねん!」「よんチャンTV」に生成AIの専門家として出演 / Felo日本初コアアンバサダー / Genspark第1期公式アンバサダー / Skywork公式アンバサダー / AKOOL公式パートナー など

編集を主役に据えた新モデル

Image 2.0は「実際の仕事で使える画像を作る」というシンプルな目標を軸に開発した(xAI公式発表より)

最初の生成がそのまま最終成果物になることはまれで、実作業は修正の繰り返しだという前提に立ち、指定した場所だけを変える道具がそろえられています。

  • マジックワンド: 指し示した領域だけを編集し、他は変えない
  • セグメンテーション: 変更したい範囲を細かく選択する
  • 背景除去: 被写体を透過背景で書き出す
  • マルチ参照編集: 最大5枚の画像を1回の生成に持ち込める
  • スマートリサイズ: 比率を選ぶと足りない部分をモデルが描き足す

文字とレイアウトにも力を入れており、xAIは「デザイナーのように文字組みを計画し、小さな文字もシャープに出る」と説明しています。写真編集や商品撮影、アイコン作成などの定番作業をひな形にしたテンプレートも追加されました。

首位OpenAIとの差はわずか

The Decoderによると、Arenaランキング(8月7日時点)では、高速版のImage 2.0が画像編集部門でEloレート1,439。首位のGPT-Image-2は1,463で、その差はごくわずかです。文章からの画像生成部門でも1,320対1,380で2位でした。MetaのMuse-Image、AlibabaのQwen-Image-3.0-Pro、GoogleのGemini、ByteDanceのSeedDreamなどは、これより下位に並びます。

あわせて、キャラクター・場所・小道具を別々に生成しても見た目の統一が保たれる機能も披露されており、The Decoderはこれを動画制作ワークフローへの布石と位置づけています。

AIツールギャラリーの視点

すでにGrokを使っている人は、grok.com/imagineでQuality Modeを選ぶだけで新モデルを試せます。これまで背景除去や部分修正のために画像編集ツールを併用していた人は、生成から微修正までを1か所で済ませられるか、手元の実作業で確かめてみる価値があります。開発者向けには、公式発表ページによるとAPIでも「grok-imagine-image-2.0」の名前で利用できます。

バナーや資料の図版など文字入り画像を作る人にとっては、小さな文字のつぶれにくさが本当なら実務への影響が大きい話です。まずは自社のロゴや商品写真を持ち込んで、崩れずに編集できるかを試すのが近道です。

わかっていないことと今後

料金や無料プランでどこまで使えるか、日本語の文字描画の品質については、今回の出典に記載がありません。順位も8月7日時点のもので、ランキングは日々入れ替わります。API料金や日本語品質など続報が出たら、この記事に追記します。生成のうまさではなく「直しやすさ」で競争が始まったとき、画像AIの選び方はどう変わるでしょうか。

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