「しつもんクラフト」は、インタビューで効果的な質問を自動で考えてくれるAIツールです。この質問を通じて、相手が普段意識していないニーズや本音(潜在ニーズ)を引き出すことができます。
しつもんクラフトは、次のような場面で役に立ちます。
- 新しい商品やサービスを考える際に、顧客の本音を知りたいとき
- チームメンバーの考えや悩みを理解したいとき
- 顧客や取引先に、より良い提案をしたいとき
なぜ潜在ニーズを引き出すことが重要なのか?
顧客や従業員は、自分が欲しいものや考えていることを、すべて言葉にして伝えるわけではありません。自覚しているニーズ(顕在ニーズ)だけでなく、気付いていないニーズ(潜在ニーズ)を理解することが、ビジネスの成功に繋がります。
顧客や従業員が言葉にできる顕在ニーズはわずか5%で、残りの95%は本人も気づいていない(潜在ニーズ)といわれています!
潜在ニーズを理解するメリット
- 顧客により満足してもらえるサービスや商品を提供できる
- 信頼関係が深まり、リピートや継続利用に繋がる
- 競合他社と差別化ができる
しつもんクラフトの主なメリット
しつもんクラフトの主なメリットは、次の通りです。
- 初心者でも簡単に高品質な質問が作れる
特別なスキルがなくても、しつもんクラフトが自動で質問を生成してくれます。 - 何度でも試せる
質問内容をすぐに修正でき、試行錯誤しながら最適な質問を作成できます。 - まとめて生成できる
しつもんクラフトでは、一度の生成で50~60個の質問まとめて生成してくれます。 - 一般的な質問とインタビュー特有の質問を生成できる
よくある質問だけでなく、インタビューテーマ特有の質問も生成してくれます。 - 無料で使える
β版は完全に無料で、繰り返し使うことができます。
しつもんクラフトの基本的な使い方
しつもんクラフトは、簡単な操作で利用でき、以下のステップで質問を作成していきます。
しつもんクラフトの始め方:ステップバイステップガイド
しつもんクラフトの始め方を、ステップバイステップでご紹介します。
STEP1: しつもんクラフト公式サイトにアクセス
まずは、しつもんクラフト公式サイトにアクセスします。
サイト上部にある「β版トライアルに申し込む」というボタンをクリックしましょう。
STEP2: しつもんクラフトβ版トライアルに申し込む
しつもんクラフトβ版トライアルの申し込みフォームが表示されます。
あなたの情報を入力して「送信」を押してください。
STEP3: フォーム回答後に表示されるページのリンクにアクセス
しつもんクラフトは、オンラインホワイトボードツール「Miro」上で利用できるAIツールです。
Miroアプリを使用するためのリンクが表示されるので、リンクを押してアクセスしましょう。
Miroもしつもんクラフトも無料で使えるので、ご安心ください!
STEP4: Miroアカウントに無料登録またはログイン
Miroアカウントを持っていない方は無料登録から、アカウントを持っている人はログインしてください。
STEP5: しつもんクラフトをアプリ追加
しつもんクラフトをアプリ追加するかどうか聞かれるので、複数チームに所属している方はチームを選んでから「Add」を押してください。
チームがない方は、すぐに「Add」を押せばOKです。
STEP6: 左メニューから「しつもんクラフト」を選択
左メニュー下部の「+」アイコンから「しつもんクラフト」アプリを探して、選択します。
STEP7: 情報を入力して質問内容をAI生成!
インタビューの背景、目的、相手の情報を入力して「生成」ボタンを押してください。
すると、質問内容の自動生成がスタートします!
STEP8: 納得いくまで何度でも再生成
生成結果に納得がいかない、満足できないときは、STEP7の入力情報を書き換えて、もう一度生成してみましょう。
しつもんクラフトを使うときのコツ
次に、しつもんクラフトを使うときのコツをご紹介します。
- コツ①:入力する内容のイメージをつかもう
- コツ②:他の人の入力例を参考にしよう
- コツ③:入力時に意識すること&AIが苦手なことをおさえる
コツ①:入力する内容のイメージをつかもう
しつもんクラフトでは、「背景・目的・相手の情報」という3つの入力内容をもとに質問がAI生成されます。
これらの入力内容それぞれのイメージをつかむことが大切です。
全体の内容
全体を通して、「背景・目的・相手の情報」が関連するように書くようにしましょう。
「~という背景があり、~という目的で、~という相手にインタビューする」
という一連の流れに当てはめて、違和感がなければOKです。
背景
今回のテーマと、相手にインタビューすることになった意図を盛り込んで書くようにしましょう。
”テーマ < インタビューの意図”というバランスで書くのがおすすめです。
例:「現状○○という課題がある。△△できるようにしたい」
目的
このインタビューで何を得たいのかという目的を書くようにしましょう。
「~を知りたい」「~を見つけたい」のように書くのがおすすめです。
例:「○○な人がどう考えているのかを知りたい」「○○な人のニーズを見つけたい」
相手の情報
誰に対してインタビューするのか書きましょう。
相手の特徴やどんな人かの属性(ペルソナ)を書くのがおすすめです。
例:「××才の男性。○○の仕事をしていて、普段から~をしている。」
コツ②:他の人の入力例を参考にしよう
他の人が入力している例を参考にしてみるのもおすすめです。
次の章では、5つの活用事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コツ③:入力時に意識すること&AIが苦手なことをおさえる
入力時に意識すること、AIが苦手なことをおさえておきましょう。
- 入力時に意識すること:短く簡潔に入力する、表現をそろえる
- AIが苦手なこと:主語の省略、略語、表記ゆれ、固有名詞
しつもんクラフトの活用事例
「しつもんクラフト」はさまざまなビジネスシーンで活用されています。例えば、従業員のエンゲージメントを高めたり、消費者の偏愛に基づく新規事業を立ち上げたりする際に、多くの企業がその効果を実感しています。
今回は、5つの活用事例をご紹介します。
ケース①:人事担当における活用事例
背景
多くの社員が顧客先で働いているため、自社へのエンゲージメントが低い。離職率を下げたり、意欲のある人を増やしたりしたいため、社員のエンゲージメントを高めたい。
目的
自社へのエンゲージメントが低い社員が、自社に対してどんな考えや想いを抱いていて、どのような行動をとっているのかを知りたい。
相手の情報
入社5年目のエンジニア。お客様先に常駐している。自社の作業をすることや自社に出社する機会が少ない。
生成された質問の例
ケース②:製造業のDX担当者における活用事例
背景
機器の製造・販売について、今後は代理店を通さない直販を行いたいため、他メーカーに勝てる強みを作りたい。
目的
機器を利用する職人がどのような基準や動機で、機器やメーカーを選ぶのかを知りたい。
相手の情報
工場で機器を利用する職人。50代の男性。
生成された質問の例
ケース③:新規事業立案における活用事例
背景
消費者向けのスマホアプリを検討しており、偏愛の考え方を活用してイノベーションを起こせないかを考えている。
目的
偏愛をする人の行動や考え方を知りたい。
相手の情報
アイドルの熱狂的ファンで全国各地に追っかけに行く20代の女性。
生成された質問の例
ケース④:営業担当者における活用事例
背景
銀行の新規顧客から融資システムの開発をしてほしいと相談を受けた。 良い提案を行い、システム開発の受注につなげたい。
目的
銀行の人がどのようなシステムを求めているのかを知りたい。
相手の情報
銀行の融資業務に携わっている40代男性。
生成された質問の例
ケース⑤:管理職、リーダー層における活用事例
背景
仕事への意欲が低い部下を、より仕事ができるように成長させられるようなコミュニケーションをとりたいと思っている。意欲を引き出すための効果的な方法を考えたい。
目的
行動意欲の低い社員が仕事に対してどう考えているのかを知るため。
相手の情報
入社2年目の男性。システムエンジニアとして顧客先に常駐して働いている。
生成された質問の例
しつもんクラフトの料金プラン
しつもんクラフトは、2024年9月現在、ベータ版として全てのユーザーが無料で利用可能です。
今後の展開として、有料版のリリースも予定されているようなので、ぜひ今のうちに使ってみることをおすすめします。
まとめ
「しつもんクラフト」は、相手の本音や潜在ニーズを引き出すための強力なツールです。特に、顧客や従業員とのコミュニケーションを改善したいと考えている方には役に立つこと間違いありません。
今すぐβ版を試して、相手の本当のニーズを理解するインタビューを実施してみてくださいね!