Splineは、ブラウザ上で動作する3Dモデリングツールであり、AIを活用して高品質な3Dアセットを簡単に作成できるサービスです。
ユーザーは、直感的なUIを通じて3Dモデルを作成、編集、アニメーション化することができます。
Splineの主な特徴
Splineの特徴は以下の通りです。
- ブラウザベースで動作するため、専用のソフトウェアをインストールする必要がない
- シンプルで直感的なUIにより、初心者でも簡単に3Dモデルを作成できる
- リアルタイムコラボレーション機能により、複数のユーザーが同時に作業可能
- 作成した3DモデルをWebサイトに埋め込むことができる
- 基本的な機能は無料で利用可能
AIを活用した3Dアセット生成
Splineの最大の特徴は、AIを活用した3Dアセット生成機能です。ユーザーは、テキストや画像を入力するだけで、高品質な3Dモデルを自動的に生成することができます。
例えば、「赤い玄関と2つの窓がある家」や「オレンジ色の毛と白い縞模様の虎」といったテキストを入力すると、Splineのアルゴリズムがそれを解析し、適切な3Dモデルを生成します。
この機能により、3Dモデリングの知識や経験がなくても、誰でも簡単に3Dアセットを作成できるようになりました。
Splineの活用事例
Splineは、様々な分野で活用されています。
例えば、ゲーム開発においては、3Dアセットの制作を自動化することで、開発スピードの向上や制作コストの削減が期待されています。また、Webデザインの分野でも、Splineを使って3Dオブジェクトを作成し、Webサイトに埋め込むことで、インタラクティブで魅力的なUI・UXを提供することができます。
他の3Dモデル生成AIサービスとの比較
Spline以外にも、3Dアセットを生成するAIサービスは存在します。例えば、「Masterpiece Studio」や「Meshcapade」といったサービスは、テキストから高品質の3Dモデルを作成することができます。
しかし、Splineは直感的なUIやWebブラウザ上で動作する点、無料で利用できる点などから、他のサービスと比較して利用しやすいと言えます。
また、Webサイトへの埋め込み機能など、Spline独自の機能も魅力的です。
Splineの料金プラン
Splineの料金プランは、次の通りです。
プラン | BASIC | SUPER | SUPER TEAM |
---|---|---|---|
価格 | 無料 | 月額$30 | チームエディターあたり月額$50 |
内容 | – 無制限のパーソナルファイル – 無制限のファイルビューアー – チームファイル1つ – ファイルあたり最大2人のエディター – 最大1つのチームプロジェクト – Spline Libraryへのアクセス – パブリックURLの生成 – パブリックURLのロゴ付きエクスポート | Basic プランの全機能に加えて: – パーソナルフォルダーの作成 – パーソナルファイルでの無制限のエディター – ファイル内での無制限のシーン作成 – Sound Libraryのロック解除 – Material Libraryのロック解除 – AIによるテクスチャ生成 – AIによる3Dジェネレーション (ALPHA) – AIによるスタイルトランスファー (EXPERIMENTAL) – ビデオのインポート、ビデオレイヤーとイベントの作成 – マテリアルテクスチャ付きのGLITエクスポート – USDZとSTLのエクスポート – パブリックURLからのロゴ削除 – コードエクスポートからのロゴ削除 – アプリジェネレーション | SUPER プランの全機能に加えて: – 無制限のチームファイル – 無制限のチームフォルダー – 無制限のチームプロジェクト – 全エディターがSUPER機能を使用可能 |
AIクレジット | – | 月1000クレジット | エディターあたり月2000クレジット |
今後の展望
3Dアセット生成AIサービスは、今後さらなる発展が期待されています。技術の進歩により、より高品質で多様な3Dモデルが自動生成できるようになるでしょう。
Splineは、2023年7月に1500万ドルの資金調達に成功しており、今後のサービス拡充が期待されています。