Nano Banana 2は、Google DeepMindが開発したAI画像生成・編集モデルです。正式名称はGemini 3.1 Flash Imageで、2026年2月26日に発表されました。Geminiアプリのデフォルト画像生成モデルとして組み込まれており、テキストから画像を作るだけでなく、既存の画像を自然言語で編集する機能も備えています。
「AI画像生成って、英語のプロンプトをがんばって書かないといけないんでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。Nano Banana 2は日本語を含む多言語に対応しており、日本語で指示を出してそのまま画像を作れます。さらに、画像内に日本語テキストを描画する精度もかなり高く、ポスターやバナーに直接文字を入れた状態で生成できます。
最大4K
生成解像度(Ultraプラン)
5キャラ
キャラクター一貫性
約4.5円〜
API利用時の1枚あたり
無料
Geminiアプリで利用可
GoogleのGeminiアプリ(Web/iOS/Android)を開けばすぐに使えるため、別途アカウントを作ったり専用ソフトをインストールする手間がありません。Google検索やChrome AIサイドパネルからもアクセスできます。
Nano Banana 2の主な機能
画像を「作る」だけでなく、「直す」「変える」まで1つのモデルで完結するのがNano Banana 2の特徴です。主な機能を整理しました。
🎨 テキストから画像生成
「桜並木の下でコーヒーを飲む猫」のように日本語で指示するだけで画像を生成。アスペクト比は8:1から1:8まで柔軟に対応します。
✏️ 自然言語で画像編集
既存の画像をアップロードして「背景を夕焼けに変えて」「このロゴの色を青にして」と指示するだけで編集できます。専用ソフトは不要です。
🔤 高精度テキスト描画
画像内に文字を直接描画する精度が高く、日本語・英語・中国語など多言語に対応。ポスターやバナー制作で後から文字を載せる手間が省けます。
👥 キャラクター一貫性
最大5キャラクターまで、同じ人物・キャラクターの外見を一貫して描画。漫画やストーリーボードなど、複数カットで同じ登場人物を使いたい場面で有効です。
たとえば漫画制作なら、「メガネをかけた女性研究者」というキャラを設定して、異なるシーンの画像を連続生成しても見た目がブレにくくなります。これは4コマ漫画やSNS用の連載コンテンツを作るときに重宝する機能です。
📊 従来のAI画像生成 vs Nano Banana 2
❌ 従来の画像生成AI
プロンプト
「SALE 50% OFF」と書かれたバナー結果
文字が崩れる・読めない・スペルミスが発生✅ Nano Banana 2
プロンプト
「半額セール」と大きく書かれたポップなバナー結果
日本語テキストが正確に描画されるテキスト描画の精度向上は実用面で大きな差を生みます。従来のAI画像生成では、看板やポスター内の文字がつぶれたり意味不明な文字列になることがよくありましたが、Nano Banana 2では日本語のテキストもかなりの精度で描画されます。
💡 Search Grounding(リアルタイムWeb検索連携)
Nano Banana 2はGeminiのWeb検索機能と連携しており、「東京タワーの写真風イラスト」のように実在する建物や場所を指定した場合、検索結果を参照してより正確な画像を生成します。ただし、あくまで参考情報としての連携なので、写真のように正確な再現を保証するものではありません。
Nano Banana 2の料金
Nano Banana 2はGeminiアプリ経由で使う場合と、API経由で使う場合で料金体系が異なります。まずはGeminiサブスクリプションの料金です。
Geminiサブスクリプション
| プラン | 月額 | 生成枚数の目安 | 最大解像度 |
|---|---|---|---|
| Freeまずはこれ | 無料 | 1日10〜20枚 | 1K |
| AI Plus | $7.99〜$19.99 | 約50枚/日 | 2K |
| Pro人気 | $19.99 | 約100枚/日 | 2K |
| Ultra | $124.99 | 約1,000枚/日 | 4K |
無料プランでも1日10〜20枚の画像を生成できるので、個人利用の範囲なら十分試せます。4K解像度が必要なのは印刷物やポスターなど、大判の素材を作る場合です。SNSやブログ用途なら、FreeかAI Plusで困ることは少ないでしょう。
API利用の料金
開発者向けのAPI利用では、1枚あたり約$0.045〜$0.151(約4.5円〜15円)で画像を生成できます。解像度やオプションによって単価が変わります。Google AI StudioやVertex AIから利用でき、fal.aiやLeonardo.Aiといったサードパーティプラットフォームでも提供されています。
🔄 Nano Banana 2の利用方法
こんな人におすすめ
Nano Banana 2は用途の幅が広いツールですが、特に以下のような方に向いています。
たとえば「新商品の告知用にInstagram投稿画像を作りたいけど、デザインツールを使いこなすほどではない」という方なら、Geminiアプリを開いて「ミニマルなデザインで『新発売』と書かれたインスタ用の正方形バナー、背景はパステルブルー」と入力するだけで、テキスト入りの画像が出てきます。
逆に、NSFW画像の生成や有名人の画像生成には対応していないため、そうした用途を想定している場合は別のツールを検討してください。
注意点
使い始める前に把握しておきたいポイントをまとめました。
知っておきたいこと
- セーフティフィルターが厳格:NSFWコンテンツは完全にブロックされます。アダルト・暴力的な画像は生成できません
- 有名人の画像生成に制限あり:実在の有名人をリアルに描画するリクエストは拒否されることがあります
- フィルター回避はアカウント停止リスク:プロンプトでフィルターを迂回しようとすると、アカウント停止の対象になる可能性があります
- 一部地域で利用制限:国や地域によっては利用できない場合があります
- ピーク時にスロットリング:利用者が集中する時間帯は生成速度が落ちたり、待ち時間が発生する場合があります
⚠️ AI生成画像にはSynthID + C2PAが埋め込まれます
Nano Banana 2で生成した画像には、Google DeepMindのSynthID(電子透かし)とC2PA(コンテンツ認証情報)が自動的に付与されます。これはAI生成画像であることを示すメタデータで、削除はできません。商用利用する場合でも、AI生成であることが技術的に判別可能な状態になります。
セーフティフィルターの厳しさは、言い換えれば安全に使えるということでもあります。企業のマーケティング用途など、不適切な出力が許されない場面では安心材料になります。ただし、アート表現の自由度を重視する場合は、生成内容の制約が気になるかもしれません。
まとめ
Nano Banana 2は、Googleが提供するAI画像生成・編集モデルです。
Geminiアプリから無料で使い始められる手軽さに加えて、日本語テキスト描画の精度の高さ、最大5キャラクターの一貫性維持、自然言語による画像編集といった実用的な機能を備えています。API経由なら1枚あたり約4.5円からの低コストで、自動化にも対応します。
セーフティフィルターが厳しめなので、表現の自由度では他のツールに譲る部分もあります。ただ、日本語テキスト入りの画像をAIで作りたいという用途には現状トップクラスの選択肢です。まずは無料プランで、実際の出力を確認してみてください。
