Kling AI(クリングAI)は、テキストや画像から動画を生成できるAIツールです。中国のテクノロジー企業Kuaishou(快手)が開発しています。
「AI動画生成って、数秒のショートクリップしか作れないんでしょ?」と思っている方も多いかもしれません。たしかに多くのツールは10秒前後が限界ですが、Kling AIは動画の延長機能を使って最大3分の動画を作れます。これは現時点でトップクラスの長さです。
さらに2025年末には音声の同時生成にも対応。ナレーション、効果音、環境音を動画と一緒に作れるようになり、「動画を作ったあとに音をつける」という手間が減りました。
最大3分
動画生成(延長込み)
1080p
最大解像度
66クレジット
毎日無料でもらえる
Kling AIの主な機能
動画を「作る」だけでなく、カメラワークや動きの指定まで細かくコントロールできるのがKling AIの特徴です。
🎬 テキストから動画生成
「夕焼けの海岸を歩く犬」のようにテキストを入力するだけで、AIが動画を生成します。5秒〜10秒の動画を1回で作成可能。
🖼️ 画像から動画生成
手持ちの写真やイラストをアップロードして、動きのある動画に変換できます。静止画に命を吹き込みたいときに便利です。
🎨 モーションブラシ
動画内の特定の部分をブラシで塗って「ここだけ動かす」と指定できます。髪だけなびかせる、水面だけ揺らす、といった細かい制御が可能。
📷 カメラコントロール
パン(横移動)、チルト(上下)、ズーム、オービット(回り込み)など、映像制作で使うカメラワークをプロンプトで指定できます。
🔊 音声つき動画生成
Kling 2.6以降では、ナレーション・効果音・環境音を動画と同時に生成。映像と音がズレにくく、後から音をつける手間が省けます。
🔗 動画の延長
生成した動画のあとに続きを追加して、最大3分まで延長できます。短いクリップをつなげて物語のある映像を作ることも可能。
生成モードの違い
Kling AIには「Standard」と「Professional」の2つの生成モードがあります。用途に合わせて使い分けるのがポイントです。
| 項目 | Standard | Professional |
|---|---|---|
| クレジット消費(5秒動画) | 約10クレジット | 約35クレジット |
| 画質 | 十分きれい | より高精細 |
| 生成速度 | 速い | やや遅い |
| おすすめ用途 | 試作・アイデア出し | 本番用・SNS投稿 |
💡 まずはStandardで十分
Professionalモードはクレジット消費が約3.5倍です。画質の差はありますが、SNS用途ならStandardでも十分使えるという声が多いです。まずStandardで試して、仕上がりに満足できなければProfessionalに切り替えるのが効率的です。
Kling AIの料金
無料プランでも毎日クレジットがもらえるので、まずは費用をかけずに試せます。有料プランはクレジットの量と処理速度がアップします。
| プラン | 月額 | 月間クレジット | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| Freeまずはこれ | 無料 | 66/日(日次リセット) | Standardモードのみ、720p、ウォーターマークあり |
| Standard | $6.99 | 660 | 1080p、ウォーターマークなし、Professionalモード |
| Pro人気 | $25.99 | 3,000 | 高速処理、Professionalモード、動画延長 |
| Premier | $64.99 | 8,000 | 大量生成向け、優先処理 |
| Ultra | $180 | 26,000 | 業務利用向け、最高優先度 |
💡 年払いで最大34%オフ
年間プランにすると割引があります。特にUltraプランは年払いで34%オフ($1,430/年)になります。Standard〜Premierプランは6〜7%の割引です。頻繁に使う方は年払いを検討してみてください。
クレジットの使用量の目安
「何クレジットでどのくらい動画が作れるの?」という目安はこちらです。
| 操作 | 消費クレジット |
|---|---|
| Standard動画(5秒) | 約10 |
| Professional動画(5秒) | 約35 |
| 音声つきProfessional動画(10秒) | 約100〜200 |
| 画像生成 | 約1〜2 |
無料プランの66クレジット/日なら、Standardモードで1日6〜7本の5秒動画が作れる計算です。お試しとしては十分な量ではないでしょうか。
こんな人におすすめ
Kling AIは、動画制作の経験がなくても使えるツールです。以下のような方に向いています。
注意点
使い始める前に知っておきたいポイントです。
知っておきたいこと
- 延長すると品質が落ちやすい:30〜60秒を超えるあたりから、映像の一貫性が下がる傾向があります。長い動画を作るときは仕上がりを確認しながら進めてください
- 無料プランは720p+ウォーターマーク:試用には十分ですが、本番の動画素材として使うなら有料プランが必要です
- クレジットの繰り越しなし(無料プラン):無料プランの66クレジットは毎日リセットされ、翌日への持ち越しはできません
- 音声生成はクレジット消費が多い:音声つき動画はクレジットを多く消費します(通常の5倍程度)。音声が不要なら動画のみで生成する方がコスパが良いです
- 複数キャラクターの会話は苦手:リップシンク(口の動きと音声の同期)は1人なら問題ありませんが、複数人の会話シーンでは精度が落ちることがあります
他のAI動画ツールとの比較
主要なAI動画生成ツールとの違いを整理しました。
| ツール | 最大動画長 | 無料プラン | 月額(有料) |
|---|---|---|---|
| Kling AI | 3分(延長込み) | あり(66クレジット/日) | $6.99〜 |
| Runway Gen-4 | 約40秒 | トライアルあり | $12〜 |
| Sora(OpenAI) | 約20秒 | ChatGPT Plus内 | $20〜(Plus込み) |
| Pika | 約10秒 | あり | $8〜 |
Kling AIの強みは、最大3分という動画の長さと、毎日無料クレジットがもらえる点です。「まず無料で試したい」「短いクリップではなく、ある程度長い動画を作りたい」という方にはフィットしやすいツールです。
一方、キャラクターの一貫性(同じ人物を安定して描画する精度)ではRunway Gen-4が強いとされています。用途に合わせて使い分けるのも一つの手です。
まとめ
Kling AIは、テキストや画像から動画を作れるAI動画生成ツールです。
最大3分までの動画生成、モーションブラシによる細かい動きの制御、音声の同時生成など、無料で使い始められるツールとしては機能が充実しています。無料プランでも毎日66クレジットもらえるので、「AI動画生成ってどんなものか試してみたい」という方にもちょうどいいです。
5秒の動画を1本作るだけなら、無料プランで十分です。まずは実際に触ってみて、自分の用途に合うか確かめてみてください。
