CREEVOとは?
CREEVO(クリーボ)は、京都大学が開発・運営するAI自動作曲サービスです。日本語の歌詞を入力すると、AIがメロディと伴奏を自動で生成してくれます。
「作曲ってセンスや楽器の知識がないと無理でしょ…」と思っている方も多いのではないでしょうか。CREEVOなら、歌詞さえ用意すればメロディは全部AIに任せられます。楽器が弾けなくても、音楽理論を知らなくても、オリジナル曲が完成します。
さらに完全無料で使えて、会員登録も不要。生成した音楽はパブリックドメインなので、YouTubeの動画BGMやライブ配信のBGMとして商用利用も問題ありません。
完全無料
有料プランなし
登録不要
アカウントなしで利用可
商用OK
パブリックドメイン扱い
🎓 京都大学の研究プロジェクト
CREEVOは「文化進化研究」の一環として提供されている、一般参加型の科学実験サービスです。ユーザーが曲を評価することでAIが学習・改善される仕組みになっています。利用しながら研究に貢献できるという珍しい位置づけのツールです。
主な機能
CREEVOには「おまかせ作曲」と「デザイン作曲」の2つのモードがあります。初めての方はおまかせから、慣れてきたら細かく指定するデザイン作曲へ進むのがおすすめです。
🎵 おまかせ作曲
歌詞を入力するだけでAIが自動作曲。10〜50文字の歌詞から30秒〜1分程度の楽曲を生成します。最初に3つの候補が提示されるので、気に入ったものを選べます。
🎛️ デザイン作曲
コード進行、テンポ(BPM)、メロディのタイプ、伴奏楽器などを自分で指定して作曲できます。「2000年代Jポップ風」などの雰囲気選択も可能です。
🎤 ボーカル付き生成
歌声合成システム「Sinsy」を使って、入力した歌詞のボーカル音声も自動生成。インストゥルメンタル版(演奏のみ)も選べます。
📄 楽譜の出力
生成した楽曲を楽譜(PNG)として出力できます。曲を評価するとダウンロードが解放され、MP3・MIDI・楽譜のzipファイルを取得できます。
🎼 MIDIデータの取得
生成した楽曲のMIDIファイルをダウンロードできます。DAW(音楽制作ソフト)にインポートして、さらに自分でアレンジすることも可能です。
🔁 再生成・複数候補
気に入った曲が出なければ再生成できます。1日に何度でも作曲できるので、複数パターンを試しながら理想の曲を探せます。
デザイン作曲で設定できる項目
デザイン作曲モードでは、以下のパラメータを組み合わせて楽曲の雰囲気を細かく指定できます。
🎸 コード進行
度数表記(例:6→5→4)や有名曲を参考にしたパターンから選択できます。
⏱️ テンポ(BPM)
楽曲の速さを数値で指定します。ゆったりしたバラードから速いアップテンポまで対応。
🎹 キー設定
楽曲の調を指定します。生成後でも移調できるので、後から変更も可能です。
🎵 メロディタイプ
「2000年代Jポップ風」などジャンル・雰囲気のカテゴリから選択できます。
🎺 メロディ楽器
ピアノ、トランペットなど数種類のメイン楽器から選んでメロディラインを決定します。
🥁 伴奏パターン
リズムと伴奏楽器(2種類)を指定します。組み合わせ次第で雰囲気がだいぶ変わります。
料金
CREEVOは現在、有料プランが存在しません。すべての機能を無料で使えます。
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| 無料唯一のプラン | ¥0 | おまかせ作曲・デザイン作曲・ボーカル生成・MP3/MIDI/楽譜ダウンロード、1日何曲でも作曲可能 |
💡 ダウンロードには評価が必要
楽曲をMP3・MIDI・楽譜の形式でダウンロードするには、生成後に星評価をつける必要があります。評価自体は数秒で完了するので、手間はほとんどかかりません。これはAIの学習データとして活用されます。
⚠️ ログインしないと20分で消える
ログインせずに生成した楽曲は、生成後20分しか視聴・保存できません。SNSアカウント(X、Googleなど)でログインすると、この制限がなくなります。ダウンロードまでするつもりなら、ログインしてから使うことをおすすめします。
こんな人におすすめ
CREEVOは、音楽の知識がなくても使えるシンプルな作曲ツールです。以下のような方に向いています。
具体的な活用シーン
🎬 YouTube・動画制作
動画のイントロやBGMとして使えます。著作権フリーなので収益化している動画でも安心して使えます。
📡 ライブ配信
配信のBGMとして使えます。商用利用OKなので、スパチャなどの収益が発生する配信でも問題ありません。
🎓 授業・ワークショップ
「AIってどんなものか体験してみる」授業の教材として使われています。操作がシンプルで、子どもでも試せます。
🎤 作詞の練習
書いた歌詞が実際にどう聞こえるか確かめるのに使えます。メロディがついて初めてわかることもあります。
🎓 STEAM教育にも活用されている
CREEVOは大学や学校の授業でも使われています。東京経済大学など複数の教育機関がAI作曲の体験教材として導入しています。子どもから大人まで直感的に操作できる日本語インターフェースが、教育現場での活用を後押ししています。
注意点
使い始める前に知っておくといい点をまとめました。
知っておきたいこと
- 曲の長さは最大1〜2分程度:生成される楽曲はだいたい30秒〜2分の範囲です。フルレングスの楽曲(3〜5分)は作れません。長い曲が必要なら別のツールを検討してください
- PCブラウザ推奨・スマホ非対応:スマートフォンからはうまく動作しないことがあります。PCのChrome最新版での利用が推奨されています
- カスタマイズの自由度は限定的:おまかせ作曲はAIに全て任せる形なので、「このパートだけ変えたい」といった細かい編集はできません。デザイン作曲である程度指定はできますが、DAWほどの自由度はありません
- 既存曲との類似に注意:AIが生成した曲が偶然に既存の楽曲と似てしまう可能性があります。公式では、類似が発覚した場合は速やかに連絡するよう呼びかけています
- ボーカル使用時はクレジット表記が必要:ボーカル音声はSinsyシステムを使っているため、ボーカル版を使用する際はSinsyの表記が必要です。インストゥルメンタル版は不要です
- サーバーが混雑していると生成に時間がかかる:アクセスが集中している時間帯は、生成が遅くなったり、エラーが出ることがあります。時間をおいて再試行すると解消することが多いです
まとめ
CREEVOは、京都大学が運営する無料のAI自動作曲サービスです。日本語の歌詞を入力するだけでメロディと伴奏を自動生成でき、完成した曲はMP3・MIDI・楽譜の形式でダウンロードできます。
「動画のBGMをオリジナルにしたい」「作曲を試してみたいけど何から始めればいいかわからない」という方には、登録不要・完全無料で試せる入門として最適です。生成曲はパブリックドメインなので、商用コンテンツへの使用も基本的には問題ありません。
ただし、曲の長さが短めで、スマホ非対応という制約もあります。長尺のBGMや細かいアレンジが必要な場合は、SunoやUdioなど他の音楽生成AIと使い分けるのが現実的な選択肢です。まずCREEVOで「AI作曲がどんなものか」を体験してから、用途に応じてツールを広げていくという使い方もありです。
