AI-OCRらくスルーとは?
AI-OCRらくスルーは、手書きの書類をスキャンしてテキストデータに変換してくれるクラウド型のAI-OCRサービスです。大阪ガスグループの関西ビジネスインフォメーション株式会社が提供しています。
「紙の書類をデータ化したいけど、手入力は時間がかかりすぎる」という悩みを持つ企業向けに作られたツールです。申込書や勤怠表、アンケートなど、手書きが多い業務文書をAIが自動で読み取り、デジタルデータに変換してくれます。
ディープラーニングを活用することで、くせ字や崩れた文字、訂正印のある書類でも高い精度で読み取れるのが特徴です。公開されている実証データでは読取精度96.71%を達成しています。
96.71%
読取精度(公開データ)
¥0
初期費用
3万円〜
月額料金(ライトプラン)
利用の流れ
帳票フォーマットを登録
読み取りたい書類のフォーマットをシステムに事前登録します。
スキャン・撮影してアップロード
紙の書類をスキャンまたはスマホで撮影し、PDF・JPG等でアップロードします。
AIが自動で文字を読み取り
ディープラーニングが手書き文字・チェックボックスを自動認識してデータ化します。
データを確認・出力
読み取り結果を確認し、必要に応じて修正。CSVなどで出力して業務システムに連携します。
主な機能
AI-OCRらくスルーが持つ主な機能を紹介します。手書き文書のデータ化を中心に、業務効率化に役立つ機能が揃っています。
手書き文字の高精度読み取り
ディープラーニングによって、くせ字・崩れ字・訂正印のある文字も認識します。読取精度96.71%(公開データ)を達成。
チェックボックスの自動認識
アンケートや申込書のチェックボックスや丸囲み文字も自動で判別。出力文字列はカスタマイズでき、システム連携もしやすい設計です。
複数帳票の自動仕分け(オプション)
種類が混在した書類を自動で分類し、人手による振り分け作業を削減します。月額2万円のオプションとして追加できます。
スマホ撮影画像の自動補正
スマートフォンで撮影した画像の歪みや傾きを自動修正してから読み取ります。スキャナーがなくても使いやすい設計です。
IPアドレス制限(セキュリティ)
許可した接続元以外からのアクセスをブロックできます。社内ネットワーク外からの不正利用を防止し、情報漏えいリスクを下げます。
対応ファイル形式が幅広い
PDF・JPG・JPEG・PNG・TIFF・TIF に対応。スキャンデータはもちろん、スマホ撮影のJPEGもそのまま処理できます。
大阪ガスグループが運営
関西ビジネスインフォメーション株式会社はDaigasグループ(大阪ガスグループ)の一員です。大企業グループのインフラを活かしたセキュリティ体制と、長年の業務システム開発経験が背景にあります。中小企業でも安心して導入できる信頼性が評価されています。
料金
料金は定額制の3プランで構成されています。読み取り枚数ではなく「項目数」で上限が決まるのが特徴で、初期費用は全プラン無料です。
| プラン | 月額料金 | 月間読み取り目安 |
|---|---|---|
| ライト | 30,000円 | 約6,000項目 |
| スタンダード人気 | 99,800円 | 約60,000項目 |
| プレミアム | 200,000円 | 約200,000項目 |
オプションとトライアルについて
自動帳票仕分け機能はオプションで月額20,000円。30日間(30,000円)または60日間(スタンダード相当)のトライアルも用意されています。最低利用期間は12ヶ月です。
「項目数」とは?
1枚の帳票に10個の入力欄があれば、10項目としてカウントされます。ライトプランの6,000項目は、1枚20項目の申込書なら月300枚分に相当します。自社の書類量と照らし合わせて選ぶのがおすすめです。
こんな人におすすめ
AI-OCRらくスルーが特に向いているのは、定型の紙帳票を定期的に大量処理している企業です。
申込書・アンケートの処理
手書きの申込書やアンケートを毎月大量に処理している担当者に向いています。手入力の時間を大幅に削減できます。
勤怠管理・タイムシート
紙の勤務表を手入力している人事・総務担当者向け。月15時間かかっていた作業が5時間に短縮できた事例もあります。
請求書・納品書の処理
経理部門で紙の請求書・納品書を扱う担当者向け。手書き部分が多い伝票でも高い精度で読み取れます。
IT専門知識がない現場
プログラミング不要で使えるシンプルな設計のため、IT部門の力を借りずに現場主体で導入できます。
注意点
導入前に知っておきたいことをまとめます。
知っておきたいこと
- 非定型帳票には不向き:フォーマットが決まっていない書類や、毎回レイアウトが変わる帳票は読み取り精度が落ちます。定型帳票の処理が中心のサービスです。
- 帳票の事前登録が必要:読み取り前にシステムへ帳票フォーマットを登録する作業があります。最初のセットアップに時間がかかります。
- 96.71%は100%ではない:高精度ですが、最終的な目視確認は引き続き必要です。完全に無人化できるわけではありません。
- 最低利用期間は12ヶ月:短期間のみの利用には向きません。導入前に自社の帳票量や業務フローを確認しておくことが重要です。
- 料金は法人向けの水準:ライトプランで月3万円からのため、個人や少量処理の小規模事業者には費用対効果が合わないケースがあります。
トライアルで事前確認がおすすめ
30日間のトライアル(30,000円)が用意されています。自社の帳票が正しく読み取れるかどうかを確認してから契約するのが安全です。
まとめ
AI-OCRらくスルーは、手書き帳票のデータ化に特化したクラウド型AI-OCRサービスです。大阪ガスグループという信頼性のある企業が提供しており、96.71%の読取精度と定額制の料金体系が特徴です。
申込書・勤怠表・アンケートなど、定型の手書き帳票を定期的に大量処理している企業にとっては、手入力にかかる時間を大幅に削減できる選択肢になります。非定型帳票への対応は限定的なため、自社の書類が定型かどうかを事前に確認しておきましょう。
30日間のトライアルで実際の帳票を使って動作を確認できるので、まずはトライアルから始めるのが現実的な導入の進め方です。
