ウェブで読んだ記事の内容を、あとから思い出せなくて悔しい思いをしたことはないでしょうか。ハイライトした箇所がツール内に散らばったまま、活用できていないという方も多いかもしれません。
Glaspは、ウェブページ・PDF・YouTube動画をハイライトして知識を蓄積できるブラウザ拡張ツールです。100万人以上のユーザーが使っており、ハイライトをAIで要約・チャット・エクスポートする機能に加え、「ソーシャルハイライト」と呼ばれる他のユーザーとの学びの共有機能が独自の特徴です。Notion・Obsidian・Readwiseなどへのエクスポートにも対応しています。
Glasの概要
Glaspは、ウェブ上のテキスト・PDF・YouTube動画をハイライトして集める「ソーシャルウェブハイライター」です。ハイライトした内容はダッシュボードに自動で蓄積され、タグ・著者・日付で整理できます。
他のハイライトツールと違う点は「ソーシャル」という側面です。ハイライトはデフォルトで公開されており、他のユーザーが同じページに付けたハイライトを見ることができます。似た関心を持つ人の学びを発見したり、自分のハイライトを共有して繋がったりする使い方が想定されています。
100万+
ユーザー数
5ブラウザ
対応ブラウザ(Chrome・Safari・Edge・Brave・Opera)
8+
主要インテグレーション数
無料
基本機能の利用料
Glaspの主な機能
ハイライト機能を中心に、AIによる要約・チャット・エクスポートまで一連の学習ワークフローをカバーしています。
ウェブ・PDFハイライト
ブラウザ拡張をインストールすると、ウェブページ上のテキストをそのままハイライトできます。ページを離れる必要がなく、ハイライトした内容は右サイドバーに表示されます。PDFも同様に対応しており、文書に直接ハイライトとメモを付けられます。
YouTubeビデオのタイムスタンプハイライト
YouTube動画を再生中に、任意の場面をハイライトしてタイムスタンプ付きのメモを残せます。動画の要約生成にも対応しており、長尺の動画から要点を素早く把握したい場合に使えます。
AIチャット(Ask機能・AIクローン)
蓄積したハイライトや読書メモを元に、AIと会話できます。「自分が集めた知識を土台にしたAIクローン」という位置づけで、過去のハイライトに基づいたパーソナルな回答や、アイデアの出力が可能です。「Hatch(アイデア孵化)」機能では、ハイライトから文章アイデアやドラフトの継続を生成できます。
Kindleハイライトのインポート
Kindleのハイライトと読書メモをGlaspにインポートできます。毎日のレビューリマインダーも送られます。
エクスポート(Notion・Obsidian・Roam等)
ハイライトをMarkdown・HTML・CSV・JSON形式で出力できます。Notion・Obsidian・Roam Researchとの連携に対応しています。
音声文字起こし
音声ファイルをテキストに変換する機能です。ProプランとUnlimitedプランで月間利用時間に制限があります。
ソーシャルハイライト・コミュニティ
他のユーザーのハイライトを閲覧・フォローできます。同じ記事・テーマに関心を持つ人の学びの発見ができます。
MCP連携
Model Context Protocolに対応しており、ClaudeやChatGPTなどのAIツールからGlaspのハイライトやメモにアクセスできます。
API
開発者向けのAPIを提供しており、ハイライトデータを外部サービスやオートメーションに組み込めます。
Glaspの料金
基本的なハイライト機能は無料で使えます。AI機能の利用量・プライベートハイライト・優先サポートが有料プランの主な差別化ポイントです。2026年5月1日に料金改定が行われており、以下は改定後の価格です。
| プラン | 月額(月払い) | 月額(年払い) | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | $0 | 無制限の公開ハイライト・YouTube要約(1日3回まで)・PDF/音声は限定利用 |
| Pro 人気 | $15/月 | $12.50/月(年額$150) | プライベートハイライト・YouTube要約1,000回/月・PDF 100件/月・音声300分/月・優先サポート |
| Unlimited | $36/月 | $30/月(年額$360) | YouTube要約5,000回/月・PDF無制限・音声1,500分/月・優先サポート |
学生割引あり(.edu・.acメール)
有効な学生用メールアドレス(.eduまたは.ac)があれば、Proプランの年払いに割引が適用されます。詳細はGlasp公式サイトで確認できます。
返金対応なし
Glaspは原則として返金対応を行っていません(法律で義務づけられている場合を除く)。また、自動更新のキャンセルを忘れた場合の返金も受け付けていません。有料プランへの移行前に、無料プランで十分に試してからの判断をおすすめします。
こんな人・用途に向いています
情報収集・読書・学習習慣の構築に関心がある人に向いています。
Glaspが向いているケース
こういった用途に強い
- ウェブ記事・PDF・Kindleのハイライトを一箇所に集約したい
- YouTubeの学習動画を要約・ハイライトしてメモを残したい
- ObsidianやNotionにハイライトを自動エクスポートしたい
- GlaspのMCPでClaudeなどのAIにハイライトを参照させたい
- 似た関心を持つ人のハイライトから新しい記事を発見したい
他のツールも検討したいケース
要件によっては別の選択肢も
- ハイライトを非公開で使いたい(Freeプランでは公開のみ)
- チームでのハイライト共有・共同注釈が必要(→Hypothesis等)
- 電子書籍以外のオフラインコンテンツへの対応が必要
- 複雑なナレッジ管理・双方向リンクが主な目的(→Roam・Logseq等)
注意点・正直なところ
使い始める前に知っておきたい点をまとめます。
フリープランではハイライトが公開される
Glaspはハイライトが公開設定をデフォルトとしています。プライベートハイライトを使うにはProプラン以上が必要です。業務上の機密情報や個人的な読書記録を非公開にしたい場合は、有料プランへの移行が前提になります。
YouTube要約はFreeプランで1日3回まで
YouTube動画の要約はAI機能のため、無料プランでは1日3回という制限があります。学習用途でYouTubeをよく見る場合、すぐに上限に達することがあります。
MCP経由でClaudeからハイライトに直接アクセスできる
GlaspはModel Context Protocolサーバーを公開しており、ClaudeやChatGPTなどのAIツールからGlaspのハイライトやメモを直接参照できます。「蓄積した読書ノートをAIに読ませながら作業する」といったワークフローが構築できます。
日本発のサービス
Glaspは日本人創業者(Kazuki Nakayashiki)が立ち上げたサービスです。ただし、サービス自体は英語ベースで運営されており、UIや公式ドキュメントも主に英語です。
まとめ
Glaspは、ウェブ・PDF・YouTube・Kindleのハイライトをまとめて管理し、AIで活用・エクスポートできるツールです。基本機能は無料で使えて、ObsidianやNotionとの連携・MCPによるAI活用まで対応しています。
「ソーシャルハイライト」という他のツールにない特徴を持つ一方で、プライベートハイライトは有料プランが必要です。まずブラウザ拡張を入れて無料プランで試し、プライベートハイライトやYouTube要約をより多く使いたくなったらProプランへ移行する流れが現実的でしょう。
Glaspが特に向いているケース
- ウェブ・PDF・YouTube・Kindleのハイライトを一箇所に集約したい
- ObsidianやNotionに自動エクスポートしてノート管理と連携したい
- GlaspのMCPでClaudeなどのAIに自分のハイライトを読ませたい
- 同じ記事・テーマを学んでいる人のハイライトを発見したい
