費用・相場

PoC開発の費用相場と進め方|AI開発の第一歩

2026年1月17日 AIリスキル株式会社
#PoC #費用 #AI開発 #プロトタイプ
目次(10項目)
  1. PoC開発は「お試し開発」のこと
  2. 費用相場は30〜50万円が目安
  3. 費用が変わる主な要因
  4. 費用の内訳:人件費が8割以上
  5. 弊社のPoC開発に含まれるもの
  6. 期間は2〜4週間が一般的
  7. 標準的な進め方(3週間の場合)
  8. 期間を短くするコツ
  9. PoCがうまくいかないケース
  10. 本開発への進み方
  11. PoC結果の評価ポイント
  12. 結果が微妙だった場合
  13. よくある質問
  14. Q. PoCなしで本開発に入れますか?
  15. Q. PoCで作ったものは本開発で使えますか?
  16. Q. 社内にAI人材がいなくても大丈夫ですか?
  17. Q. 複数社に相見積もりを取るべきですか?
  18. まとめ
  19. 関連記事
  20. ご相談について

「AI開発を検討しているけど、いきなり数百万円の開発費を払うのは不安…」

こうした声をよく聞きます。実際、AI開発は「やってみないとわからない」部分が多く、本開発に着手してから「思った成果が出ない」となるケースもあります。

だからこそ、まずは PoC(概念実証) で小さく試すのが現実的です。本記事では、PoC開発の費用相場から進め方、よくある失敗パターンまでまとめています。

この記事でわかること
  • PoC開発の費用相場(30〜50万円〜)と期間の目安
  • 費用の内訳と何にお金がかかるか
  • PoCがうまくいかないパターンと対策
  • 本開発への進め方フロー

PoC開発は「お試し開発」のこと

PoCとは「Proof of Concept」の略で、日本語では「概念実証」と訳されます。簡単に言うと、本格開発の前に小さく試して、うまくいきそうか確かめるステップです。

たとえば、こんな依頼が多いです。

「社内の問い合わせデータを使って、FAQの自動回答ができるか試したい」

「製造ラインの画像から不良品を検出できるか、精度を確認したい」

本開発で数百万〜数千万円かける前に、30〜50万円程度で「そもそも実現できるのか」「どのくらいの精度が出るのか」を検証できます。


費用相場は30〜50万円が目安

PoC開発の費用は、検証範囲や技術的な難しさによって変わります。

30〜50万円
小規模PoC
50〜100万円
中規模PoC
100〜200万円
大規模PoC
規模費用目安期間具体例
小規模30〜50万円2〜3週間ChatGPT APIを使った社内FAQ対応
中規模50〜100万円3〜4週間独自データで学習したカスタムモデル
大規模100〜200万円1〜2ヶ月複数機能の検証、本番に近い環境構築

費用が変わる主な要因

  • データの状態: 整理済みか、クレンジングが必要か
  • 技術的な難しさ: 既存APIで対応できるか、独自開発が必要か
  • 検証範囲: 単一機能か、複数機能の組み合わせか

「うちはいくらになりそう?」という場合は、具体的な内容をお聞きしてお見積りします。


費用の内訳:人件費が8割以上

「30万円って何に使われるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

PoC費用の大半は**人件費(エンジニアの稼働)**です。クラウド利用料やツール費用は、PoCの規模であれば数千円〜数万円程度で収まることがほとんどです。

弊社のPoC開発に含まれるもの

項目内容
キックオフMTGゴール設定、検証方法の確認
データ分析提供データの品質確認、前処理
プロトタイプ開発動作するシステムの構築
検証・調整精度確認、パラメータ調整
デモ・レビュー動作デモ、フィードバック収集
報告書作成検証結果、本開発に向けた提案

見積書で不明点があれば、遠慮なく質問してください。


期間は2〜4週間が一般的

「どのくらいで結果が出るの?」という質問も多いです。

小〜中規模のPoCであれば、2〜4週間が目安です。

標準的な進め方(3週間の場合)

内容
1週目要件確認、データ分析、環境構築
2週目プロトタイプ開発、初期検証
3週目調整、報告書作成、デモ

期間を短くするコツ

  • データを事前に準備しておく(意外と見落としがち)
  • 検証範囲を絞る(あれもこれもは避ける)
  • 意思決定者に早めに見せる(2週目あたりで中間報告)
最も重要なポイント

データの事前準備が最大のポイントです。「AIで何をしたいか」より「どんなデータがあるか」を先に整理しておくと、PoC期間を大幅に短縮できます。

逆に、データ準備に手間取ったり、途中で要件が変わると期間が延びやすいです。


PoCがうまくいかないケース

正直なところ、PoCで期待した結果が出ないこともあります。よくあるパターンを紹介します。

1. データが足りない・質が悪い

「AIにやらせたい」と思っても、学習に使えるデータがなければ検証できません。また、データにノイズが多いと精度が出にくいです。

対策: PoC開始前にデータの量・質を確認する。足りなければ「まずデータを貯める」フェーズを設ける。

2. ゴールが曖昧

「AIで業務改善」のような漠然とした目標だと、何をもって成功とするか判断できません。

対策: 「処理時間を50%短縮」「精度80%以上」など、数値で測れる目標を設定する。

3. 技術的に難しすぎた

現時点のAI技術では実現が難しい、または費用対効果が合わないケースもあります。

対策: PoC前に「技術的に可能か」を相談する。できないことが早めにわかるのも成果のうち。

PoCは「試す」ためのものなので、うまくいかないことがわかるのも重要な成果です。「本開発で数百万円使った後に失敗」を防げたと考えれば、PoCの価値は十分あります。


本開発への進み方

PoCで良い結果が出たら、本開発に進みます。流れは以下のとおりです。

1
PoC完了
検証結果と報告書の受領
2
結果の評価
目標KPIとの比較、実運用の可能性判断
3
Go/No-Go判断
経営層への報告、本開発への移行可否決定
4
本開発の要件定義
PoCの学びを活かした本番仕様の策定
5
本開発開始
本番環境でのシステム構築

PoC結果の評価ポイント

  • 目標KPIを達成したか
  • 実運用に耐えられそうか
  • 追加で必要な機能は何か

結果が微妙だった場合

「完全に失敗ではないけど、期待ほどでもない」というケースもあります。その場合は:

  • 原因を分析(データ?技術?要件?)
  • アプローチを変えて再PoC
  • 撤退判断(損切りも立派な意思決定)

よくある質問

Q. PoCなしで本開発に入れますか?

技術的に確立された手法であれば省略できる場合もあります。ただ、カスタム開発や新しい取り組みでは、PoCで確認してから進めた方が安全です。

Q. PoCで作ったものは本開発で使えますか?

部分的に使えることもありますが、PoCは「検証優先」で作るため、本開発では設計をやり直すことが多いです。ただ、得られた知見やデータは確実に活用できます。

Q. 社内にAI人材がいなくても大丈夫ですか?

大丈夫です。むしろAI人材がいないからこそ、まずPoCで「AIで何ができるか」を体験するのがおすすめです。

Q. 複数社に相見積もりを取るべきですか?

費用感を把握するために2〜3社に相談するのは良いと思います。ただ、安さだけで選ぶと後で困ることもあるので、実績やサポート体制も確認してください。


まとめ

PoC開発は、AI導入の「最初の一歩」として現実的な選択肢です。

  • 費用相場: 30〜50万円(小規模の場合)
  • 期間: 2〜4週間
  • 成果物: 動くプロトタイプ、検証レポート、本開発への提案

大きな投資の前に、まずは小さく試す。うまくいけば本開発へ、難しければ早めに軌道修正。このステップを踏むことで、AI導入のリスクを下げられます。


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