Illustrokeとは?
Illustroke(イラストローク)は、テキストで説明した内容をSVG形式のイラストに変換するAIツールです。エストニアのDigitalbore OUが開発・運営しています。
「イラストが欲しいけどデザイナーに頼むほどでもない」「フリー素材では雰囲気が合わない」という場面はよくあります。Illustrokeは、そういった場面でテキストを入力するだけでベクターイラストを数秒で生成できます。
一番の特徴は、出力形式がSVGである点です。JPGやPNGと違い、SVGは拡大・縮小しても画質が劣化しません。Webサイトのアイコン、印刷物の挿絵、プレゼン資料の図解など、用途に合わせてサイズを変えて使えます。
40以上
選べるイラストスタイル
3バリアント
1回の生成で候補を複数提示
SVG+PNG
両形式でダウンロード可
商用利用も認められており、生成したイラストはWebサイト、SNS、印刷物などに使えます(クレジット表記は任意)。
基本的な使い方
Illustrokeの操作はシンプルです。テキスト入力からダウンロードまで、基本的に3ステップで完結します。
プロンプトとスタイルを入力する
「カフェでコーヒーを飲む人」のように、イラストにしたい内容をテキストで入力します。あわせて40種類以上のスタイル(フラット・ミニマリスト・ドゥードゥルなど)とカラースキームを選択します。
3つのバリアントから選ぶ
生成ボタンを押すと数秒で3種類のイラストが作られます。同じプロンプトでも構図や表現が少しずつ異なるので、最もイメージに近いものを選びます。
SVGまたはPNGでダウンロードする
気に入ったイラストをSVGかPNG形式でダウンロードします。SVGはIllustratorやInkscapeで色や形を後から編集可能です。PNGはそのまま資料やWebサイトに貼り付けて使えます。
主な機能
Illustrokeの機能はシンプルですが、SVG生成ツールとしてひととおり揃っています。
✏️ テキストからSVG生成
「カフェでコーヒーを飲む人」のようにテキストで説明すると、SVG形式のイラストを生成します。1回のリクエストで3つのバリアントが作られ、好みのものを選んでダウンロードできます。
🎨 40以上のスタイル選択
フラット、ミニマリスト、リアリスティック、ドゥードゥル(落書き風)など40種類以上のスタイルから選べます。Webサイト用のクリーンなアイコンから、SNS向けのポップなイラストまで用途に合わせて切り替えられます。
🔄 画像→SVG変換
既存のJPGやPNG画像をアップロードして、SVGファイルに変換する機能もあります。手描きスケッチやロゴをベクター化したいときに使えます。
⚙️ API連携
開発者向けのAPIが公開されています。自社サービスやアプリにSVG生成機能を組み込みたい場合に活用できます。APIリクエスト時にバリアント数(最大4)を指定可能です。
📐 カラーと比率の指定
生成時にカラースキームや画像の縦横比を指定できます。ブランドカラーに合わせたイラストを作ったり、横長・縦長・正方形と用途別に調整したりできます。
💾 SVG+PNG両形式ダウンロード
生成したイラストはSVGとPNGの両方でダウンロードできます。SVGはコード編集ツールでのカスタマイズ向け、PNGはそのまま貼り付けて使いたい場合に便利です。
💡 SVGのメリット:編集がしやすい
SVGはテキストベースのファイル形式なので、Illustratorや Inkscape、VSCodeなどで開いて色や形を後から変更できます。「生成されたイラストの色だけブランドカラーに変えたい」といった調整が比較的しやすい点もメリットです。
料金
Illustrokeはサブスクリプションではなく、トークンの買い切り方式です。使った分だけ支払う仕組みで、月額費用は発生しません。
| プラン | 価格 | トークン数 | 1トークンあたり |
|---|---|---|---|
| 無料トークンまずはこれ | 無料 | 2トークン | — |
| Personal Bundle | $6 | 50トークン | 約$0.12 |
| Growth Bundleコスパ良 | $18 | 200トークン | 約$0.09 |
1トークン=1回の生成リクエストです。1回のリクエストで3バリアントが作られるので、気に入ったものを選んでダウンロードする形になります。APIで使う場合はバリアント数(n=1〜4)を指定でき、その数だけトークンを消費します。
無料トークンの受け取り方
アカウント登録時に2トークンが付与されます。さらにSNSのフォローやシェアでトークンをもらえる場合があります(具体的な条件は公式サイトで確認してください)。まずは無料の2トークンで生成を試してから、続けるかどうかを判断するのが現実的です。
こんな人におすすめ
Illustrokeが特に向いているのは、ベクターイラストをスポット的に必要とするユーザーです。頻繁に大量生成するより、「このページにイラストが1枚欲しい」という場面に合っています。
一方、1日に何十枚もイラストを量産したい場合はトークンが足りなくなります。大量生成が必要なら、月額サブスクのあるツールと比較検討したほうがよいでしょう。
実際の使用例
たとえばブログ記事用に「スマートフォンを見ながら考え込む人」というプロンプトをフラットスタイルで入力すると、シンプルなベクターイラストが3パターン生成されます。気に入ったものをSVGでダウンロードし、IllustratorかInkscapeで色だけ変えれば、ブランドカラーに合ったオリジナルイラストとして使えます。フリー素材サイトで「イメージどおりの絵が見つからない」と感じていた場合の代替手段として検討しやすいです。
他のSVG生成ツールとの比較
似たような用途で使えるツールと比べると、Illustrokeの立ち位置が見えやすくなります。
| ツール | 出力形式 | 料金体系 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Illustroke | SVG・PNG | 買い切り($6〜) | スポット的なSVGイラスト生成 |
| Midjourney | PNG(ラスター) | 月額$10〜 | フォトリアルな画像・アート作品 |
| DALL·E 3(ChatGPT) | PNG(ラスター) | ChatGPT Plus月額$20〜 | 多様なスタイルの画像生成 |
| Adobe Firefly | PNG・SVG(一部) | 月額$4.99〜 | Adobe製品との連携・商用利用 |
Illustrokeの差別化点はSVGをそのまま出力できる点です。他のツールはラスター画像(PNG等)が主なので、ベクター形式を必要とする用途では選択肢が絞られます。ただし、フォトリアルな表現やキャラクター生成が目的なら、MidjourneyやDALL·E 3のほうが向いています。
注意点
使い始める前に把握しておきたいことをまとめます。
知っておきたいこと
- クオリティにばらつきがある:生成されるイラストは毎回一定ではありません。「思ったイメージと違う」「複数のバリアントがどれも微妙」というケースもあります。使える品質になるまで何度か試す必要があることを念頭に置いてください
- 細かい調整はツール内ではできない:Illustroke上でパーツの位置や色を細かく変更する編集機能はありません。微調整が必要な場合はSVGファイルをダウンロードして、別のベクター編集ソフト(Illustratorや Inkscape等)で行う必要があります
- 複雑なシーンの再現は苦手:「会議室で5人が議論している」のような複雑な構図は精度が落ちやすいです。シンプルなシーンや1〜2人のイラストのほうが安定した結果が出やすいです
- 無料トークンは2つのみ:登録後の無料トークンは2つだけです。試用後に追加するには購入が必要で、月額無料プランはありません
- 生成結果は再現できない:同じプロンプトとスタイルで生成しても、毎回異なるイラストが出ます。「以前と全く同じものが欲しい」という場合はダウンロードしてローカルに保存しておく必要があります
まとめ
IllustrokeはSVG形式のイラストをテキストから生成できるAIツールです。月額不要のトークン買い切り制で、必要なときだけ購入して使えます。
「フリー素材ではイメージが合わない」「Webサイトにオリジナルのアイコンを置きたい」という場面で、デザイナーに依頼するほどでもないときの選択肢として検討できます。無料の2トークンで実際に生成を試してみて、クオリティが自分の用途に合うかを確認するのが一番の判断材料になります。
大量生成や細かい編集を求めるなら物足りなさを感じる可能性がありますが、スポット的にSVGイラストが欲しい用途には合っています。
