Uizardとは?
Uizardは、テキストを入力するだけでアプリやWebサイトのUIプロトタイプを自動生成できるAIデザインツールです。2024年5月にホワイトボードツールのMiroに買収され、現在は「Uizard by Miro」として運営されています。
「デザインをやってみたいけど、Figmaのような専門ツールは難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。Uizardは、デザインの専門知識がなくても、アイデアを画面の形にできることを目指して設計されています。
プロダクトマネージャー、スタートアップ創業者、マーケターなど、デザイナー以外の職種でもUIのプロトタイプを素早く作れる点が特徴です。累計ユーザーは300万人を超えています。
300万+
累計ユーザー数
月3回
無料AI生成回数
$12/月
Proプラン(年払い)
Uizardの主な機能
Uizardには、デザイン未経験でもUIを形にできるAI機能がいくつか揃っています。
✍️ Autodesigner 2.0
テキストで説明するだけで、複数画面のUIプロトタイプを自動生成。「ECサイトのカートページ」のように入力すると、画面一式が出力されます。有料プランのみ利用可。
📸 スクリーンショットスキャナー
既存アプリやWebサイトのスクリーンショットをアップロードすると、編集可能なデザインファイルに変換します。参考にしたいUIを素早く取り込めます。
✏️ ワイヤーフレームスキャナー
手書きのスケッチを撮影してアップロードすると、デジタルのワイヤーフレームに変換します。紙に書いたアイデアをそのままデジタル化できます。
🎨 ドラッグ&ドロップ編集
AIで生成した後は、テキストや画像・ボタンをドラッグ&ドロップで調整できます。コードを書かずにデザインを整えられます。
🔗 インタラクティブプロトタイプ
画面間の遷移を設定してクリッカブルなプロトタイプを作成。共有リンクでチームやクライアントにデモを見せられます。
👥 チームコラボレーション
複数人でリアルタイム編集やコメントが可能。ステークホルダーとのフィードバックサイクルをツール内で完結できます。
💡 Autodesigner 2.0は有料プラン限定
無料プランではAutodesigner 1.5(旧バージョン)しか使えません。最新のAI生成機能(Autodesigner 2.0)を使うにはProプラン以上が必要です。また、無料プランのAI生成は月3回までという制限があります。
3つのスキャン機能でできること
Uizardには「スキャン」系の機能が3つあります。それぞれ入力素材が異なるので、状況に応じて使い分けられます。
📸 スクリーンショットスキャナー
既存アプリや競合サービスのスクリーンショットを、編集可能なデザインファイルに変換。「このアプリのUIを参考にしたい」という場面で使います。
✏️ ワイヤーフレームスキャナー
ノートや紙に描いた手書きのスケッチをデジタルワイヤーフレームに変換。会議で描いたアイデアをその場でデジタル化できます。
🎨 ワイヤーフレームモード切り替え
高品質なモックアップと低品質なワイヤーフレームをワンクリックで切り替え可能。ステークホルダーへの見せ方を場面に応じて変えられます。
誰向けのツールか
Uizardが特に役立つのは、デザインの専門知識はないけれどUIのモックアップが必要な職種です。
逆に、高品質な最終デザインを仕上げたいデザイナーや、Figmaのような細かい調整が必要な用途には向いていません。Uizardは「素早くアイデアを画面にする」ことに特化したツールです。
実際の使い方イメージ
たとえばこんな使い方が現実的です。
テキストからプロトタイプを作る
Autodesigner 2.0に「フードデリバリーアプリのホーム画面、カート画面、注文確認画面」と入力すると、3画面分のUIが自動生成されます。生成後は各要素をドラッグして位置を調整したり、テキストを編集したりして仕上げます。
手書きメモをデジタルに変換する
ノートに描いたアプリの画面構成を撮影してワイヤーフレームスキャナーにアップロードすると、そのままデジタルのワイヤーフレームになります。会議でホワイトボードに描いたアイデアをその場でデジタル化するといった使い方もできます。
競合アプリを参考にする
参考にしたいアプリのスクリーンショットをスクリーンショットスキャナーに読み込むと、編集可能なデザインファイルに変換されます。UIのレイアウトやパーツを参考にしながら自分のプロジェクトに応用できます。
\ まずは無料で試してみる /
Uizardの料金プラン
無料プランでも基本的な操作は試せますが、AI生成の回数制限が厳しいため、実用的に使うならProプランが現実的です。
| プラン | 月額(年払い) | AI生成 | プロジェクト数 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 月3回まで(Autodesigner 1.5) | 最大2個(画面は5枚まで) |
| Proおすすめ | $12/月 | 月500回まで(Autodesigner 2.0) | 最大100個、画面数無制限 |
| Business | $39/月 | 無制限 | 無制限、専任サポートあり |
💡 月払いは割高になる
Proプランを月払いにすると$19/月になります。年払い($12/月、年間$144)と比べると年間約$84の差があります。継続利用するなら年払いが経済的です。
Miroへの買収後、どう変わったか
2024年5月にMiroがUizardを買収しましたが、現時点ではサービスの大きな変化はありません。公式の発表では「今後もUizardは引き続き利用可能で、日常的な使い勝手に変化はない」とされています。
現在の状況(2026年3月時点)
サービス継続中:Uizardは独立したプロダクトとして引き続き提供されています
Miroとの統合は今後:より深い連携は検討中で、現時点では別々のツールとして動作します
開発は継続中:Autodesigner 2.0など新機能の開発は続いています
長期的にはMiroとの統合が進む可能性はありますが、現時点では「Uizardが突然使えなくなる」心配は不要です。ただし、買収後のプロダクト方針は変わる可能性があるため、重要な業務への深い依存は慎重に判断してください。
注意点・制限事項
導入前に知っておきたい点をまとめます。
知っておきたいこと
- 無料プランのAI生成は月3回のみ:本格的に使うなら無料プランはほぼ試用レベルです
- Autodesigner 2.0は有料プラン限定:無料で試せるのは旧バージョンのAutodesigner 1.5のみです
- デザインの精度には限界がある:AIが生成するUIはテンプレート的な仕上がりになりやすく、細かいデザイン調整は手動が必要です
- Figmaとは競合しない:最終成果物の品質はFigmaに及びません。「プロトタイプを素早く作る」ことに特化したツールです
- インターフェースは英語:日本語UIには対応していません(2026年3月時点)
- 買収後の方針変更リスク:Miro傘下になったことで、将来的な料金体系やサービス内容が変わる可能性はゼロではありません
他のデザインツールとの比較
Uizardは「素早いプロトタイプ作成」に特化しており、FigmaやCanvaとは用途が異なります。
| ツール | 得意なこと | 無料プラン | 有料プラン(最安) |
|---|---|---|---|
| Uizard | テキストからUIプロトタイプを素早く生成。デザイン未経験者向け | 月3回のAI生成 | $12/月(年払い) |
| Figma | 高精度なUI/UXデザイン。プロのデザイナー向け | あり(プロジェクト数制限) | $12/月(年払い) |
| Canva | バナーやSNS画像などグラフィックデザイン全般 | あり(機能制限) | $15/月(年払い) |
| Framer | AIによるWebサイト生成とパブリッシュまで一体化 | あり(サイト公開制限) | $10/月(年払い) |
Figmaは最終的な高品質デザインに強く、UizardはスピードとAI生成に特化しています。「まずアイデアをプロトタイプにする → Figmaで仕上げる」という使い分けも現実的です。
まとめ
Uizardは、デザインの専門知識がなくてもアプリやWebサイトのUIプロトタイプを素早く作れるAIツールです。
テキスト入力からの自動生成(Autodesigner 2.0)、手書きスケッチのデジタル化、スクリーンショットの編集可能化など、「アイデアを画面にする」作業を短縮できます。ただし、無料プランはAI生成が月3回と制限が厳しく、本格活用にはProプラン(年払い$12/月)が現実的です。
Figmaのような高精度なデザインより、「会議前に手早くモックアップを作る」「アイデアをチームに見せる」用途に向いています。2024年5月にMiroに買収されましたが、現時点ではサービスの継続性に問題はありません。
